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最近読んだ本、「ミカエルの鼓動」「寺山修司 全歌集」。

柚月裕子、「ミカエルの鼓動」。 「虎狼の血」で有名なベストセラー作家。 今度は医術ものだ。 さすがうまいなあ。読ませるなあ。読みやすくて面白いんでつい読んでしまう。 スピードが速い、展開が速い。起承転結が効いている。 ハラハラドキドキ、テレビドラマや映画を見てるみたい。 さて、西條泰巳登場。北中大病院北海道中央大学病院で医療用ロボット、「ミカエル」を 操って困難な心臓手術を行う第一人者だ。 カッコ […]

最近読んだ本、「黒牢城」、「オン・ザ・プラネット」。

米澤穂信、「黒牢城」。 読み始めたら、何や普通の歴史小説なんやろかなんて思った。 ところが、さすがミステリーの巨匠。 だんだんと「王とサーカス」みたいな世界に入っていく。 とても面白い。 とてもワクワクする。 時は戦国時代。突然、信長に反旗を翻した荒木村重が登場。 有岡城、籠城の場面だ。 天下の堅城、ここに入ったら負けることはない。村重は自信満々である。 さて、歴史の知る通り、ここに黒田官兵衛がや […]

最近読んだ本、「警部 ヴィスティング 鍵穴」、「帝国の弔砲」。

ヨルン・リーエル・ホルスト、「警部 ヴィスティング 鍵穴」。 わしのとっては初めてのノルウェーの推理小説。 どんな街が描かれてるか、どんな暮らしが立ち上がるのかとても楽しみだ。 週末にバーナール・クラウセンが亡くなった。心臓発作らしい。 引退した元国会議員、複数の労働党政権で閣僚を経験した人物。大物だ。 死因に不審な点はなさそうだ。しかし、なぜか、ヴェスティングが検事総長に呼ばれた。 彼の別荘から […]

最近読んだ本、「戦禍のアフガニスタンを犬と歩く」、「なぜ秀吉は」。

ローリー・スチュアート、「戦禍のアフガニスタンを犬と歩く」。 すごい話だ。まだ、タリバンとの戦争が燻るアフガニスタンをたった一人で、 1頭の犬を連れただけで、それもすべて歩きで踏破してしまう。 西の都市、ヘラートからまっすぐ東に、チャグチャランを通って、バーミアンの遺跡を 通って、首都カブールに至る旅だ。 道なき道もある。厳しい山越もある。しかも雪が積もる季節だ。 とても過酷な旅。 すごい話だ。 […]

最近読んだ本、「52ヘルツのくじらたち」、「博覧男爵」。

町田そのこ、「52ヘルツのクジラたち」。 キコ、三島貴湖はとうとう大分の海辺の小さな村にたどり着いた。 誰も知らないところで、やるなおせるのか? 心の闇は晴れることがあるのか? 周りの人はほっといてくれるのか? いやいや、好奇の目がつきささる。おせっかい婆さんたち。 ある日、女の子?男の子?出会った子どもがとても気になる。 虐待を受けてるのではないか? 自分もそうだったからよくわかる。 少し、心が […]