最近読んだ本、「革命と献身 シンパサイザーⅡ」、「マルメロ草紙」。
ヴィェト・タン・ウェン、「革命と献身 シンパザイザーⅡ」。 前に「シンパサイザー」という本を読んだ。 とても良かった。これはその続きなのか? 急いで読まんとあかん。 ヴェトナム戦争のあと何があったか。 戦争が終わって、全ての人に、全ての街に平和がきたわけではない。 わしはかなりベトナムという国に思い入れがある。 仕事でも行ったことがあるし、観光でも何度も行ったことがある。 とても好きな国の一つだ。 […]
ヴィェト・タン・ウェン、「革命と献身 シンパザイザーⅡ」。 前に「シンパサイザー」という本を読んだ。 とても良かった。これはその続きなのか? 急いで読まんとあかん。 ヴェトナム戦争のあと何があったか。 戦争が終わって、全ての人に、全ての街に平和がきたわけではない。 わしはかなりベトナムという国に思い入れがある。 仕事でも行ったことがあるし、観光でも何度も行ったことがある。 とても好きな国の一つだ。 […]
今村翔悟、「塞王の盾」。 このタイトルを読むと、だれでもこの話やなって思う。 ::: 楚人に楯と矛とをひさぐ者あり。 これを誉て曰いわく、吾が楯の堅きこと、能く陥す莫なきなり、と。 また其の矛を誉めて曰いわく、吾が矛の利きこと、物に於いて陥さざる無きなり、と。 あるひと曰く、子の矛を以もって、子の楯を陥さば何如いかん、と。 その人応うる能わざるなり。 ::: 核抑止力の話に似てもいる。 絶対に破れ […]
西條奈加、「曲亭の家」。 究極の嫁舅問題? かの有名な戯作者、曲亭馬琴の息子の嫁になったお路の物語。 かの有名な「南総里見八犬伝」の作者だ。 というても、子供の頃、漫画本みたいなやつで読んだような気がするだけやけど なんとなく、おぼろげながら、知ってるという程度やけど。 奇想天外、荒唐無稽のようでいて、大スペクタクルファンタジー、 SFファンタジーみたいなとこもありそうな、できた頃には一世を風靡す […]
ヴィルジニー・デパント、「アポカリプス・ベイビー」。 この人の作品、「ヴェルノン・クロニクル1 ウィズ・ザ・ライツ・アウト」、 「ヴェルノン・クロニクル2 ジャスト・ライク・ヘヴン」を読んで、3部作の3つ目をが 翻訳されるのを楽しみにしてたら、こんな本を見つけた。後編というわけではないけど、 あの空気をまとったままつながったような世界があらわれる。 大都会の中の異空間? 異次元の世界? わしのよう […]
澤田瞳子、「星落ちて、なお」 明治22年春。 河鍋暁斎が死んだ。 日本画の名人。奇想の画家。というよりは画鬼と言われた男。 本人はいたって普通の人間と思ってた?。少し前の世代の北斎こそがライバルと思っていた? 知らんけど。 これまでにもこんな人は沢山いた。 岩佐又兵衛、曾我蕭白、歌川国芳・・有名な伊藤若冲もその一人。 みなさん美しい、優雅で繊細な絵ばっかりではない。 個性的で強烈な絵を描きはる。 […]