最近読んだ本、「4321」
「4321」 ポール・オースター 著 あじあん 一人の人の四つの物語。波瀾万丈也。 これは素晴らしい。 大家、ポール・オースターの大長編。 長い、とにかく長い。読んでも読んでも減らへん。 分厚い。重い。 持ち運びも大変。 でも、面白い。 この歳になって、なったからか、なってもか分からんけど、夜の寝床の中でとか、 昼間ぼんやりしてるときとか、 あっ、あの時に、あの人が言うた言葉はこんな意味やったんか […]
「4321」 ポール・オースター 著 あじあん 一人の人の四つの物語。波瀾万丈也。 これは素晴らしい。 大家、ポール・オースターの大長編。 長い、とにかく長い。読んでも読んでも減らへん。 分厚い。重い。 持ち運びも大変。 でも、面白い。 この歳になって、なったからか、なってもか分からんけど、夜の寝床の中でとか、 昼間ぼんやりしてるときとか、 あっ、あの時に、あの人が言うた言葉はこんな意味やったんか […]
「愚道一休」 木下昌輝 著 あじあん 風狂一休。南朝の血をひくご落胤? ただの破戒坊主? その一生は? 先日、たまたま大徳寺に行った。 ちょうど何かの催しの期間であって、いろんな展示がある中に、一休禅師に関する ものもあった。 例のあの無精髭だらけの肖像画もあった。 確か、京田辺にある酬恩庵一休寺で見たやつだ。 確か、境内にある一休宗純の墓所には菊の紋があって、宮内庁が管理と書いてたから、 天皇の […]
「盗墓筆記 Ⅰ、Ⅱ」 南波三叔 著 あじあん 手に汗握る墓泥棒達のファンタジー。 確かに中国にはすごいお宝がある。 古くは紀元前、何世紀も遡る。古い、古代というても、 単純、素朴という類ではない。恐ろしく精巧、精緻、繊細、華麗・・・ 何でこんな大昔に、こんな文明があったんやろ? 驚くほど素晴らしい。 こういうのを実際に中国で見たことがある。 例えば、四川省の三星堆遺跡博物館。 この本 […]
「忘却についての一般論」 ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ 著。 あじあん 「カーネンション革命」、アンゴラで起きたこと。 ルドは、若い娘。ポルトガルからアンゴラの首都ルアンダにやってきた。 両親が亡くなり、姉を頼ってやってきたのだ。 姉はダイヤモンド商人と結婚したばかり。高級アパートの最上階で暮らしている。 そして、激動の時代がやってきた。独立運動の嵐がやってきた。 街は殺戮と破壊の巷に。 そ […]
「生きる演技」 町屋良平 著 あじあん 「醒めている演技をしている時の生崎の顔だとかれにはわかった」 生崎陽、笹岡樹、高校1年生。 初々しい? 希望に満ちた? いや、醒めた少年たち? 醒めている演技をしている。 彼らは、俳優でもある? あった? ユーチューブドラマ? 学園ホラー? 二人に共通点がある? 親を憎み、家族を呪う? 楽しいはずの団欒? それが腹立たしい? 演じている時が本当の自分? 元に […]