最近読んだ本、「地雷グリコ」、「もう一つの時間」。
「地雷グリコ」 青崎有吾 著。 あじあん 泥棒もいない。殺人者もいない。犯罪者がいない。それでも心躍るミステリー。 ゲームの理論か。超心理学か。 敵の裏をかく。裏の裏をかく。まんまと思う壺。 と思ったその後は・・・? あっとおどろく種明かし。 とても痛快。 ・地雷グリコ 階段をのぼるだけ。ジャンケンポン。 地雷ありのグリコジャンケン。 45段の神社の階段で何がおきた? ・坊主衰弱 かるたカフェ。店 […]
「地雷グリコ」 青崎有吾 著。 あじあん 泥棒もいない。殺人者もいない。犯罪者がいない。それでも心躍るミステリー。 ゲームの理論か。超心理学か。 敵の裏をかく。裏の裏をかく。まんまと思う壺。 と思ったその後は・・・? あっとおどろく種明かし。 とても痛快。 ・地雷グリコ 階段をのぼるだけ。ジャンケンポン。 地雷ありのグリコジャンケン。 45段の神社の階段で何がおきた? ・坊主衰弱 かるたカフェ。店 […]
「ツミデミック」 一穂ミチ 著 あじあん 「パンデミックX犯罪を鮮烈に描いた傑作集」らしい? なんだか、とても心がザワつく。なかなか入っていけない。 最後まで違和感あり。 短編集はどれも良くできた話ばっかり。 しかし、わしには、なんとなく没入できない感じがいつまでも。 いかにも受賞作。 ・違う羽根の鳥 繁華街で声をかけてきた女って、知ってる女? そんなはずはない。 自殺した友達が? 母親が踏切に? […]
「弥勒」。 篠田節子。 あじあん ヒマラヤの奥の小さな国に、ひっそりと、しかし華麗で洗練された、仏教美術と芸術と文化があった。 新聞社に勤める永岡英彰、美術展などイベントなどを企画するのが担当だ。 妻が、あるパーティにつけてきた飾り櫛を見て、訪れたことのあるヒマラヤの奥の小さな国、バスキム王国のことを思い出した。 とても美しい国であった。 風景だけでなく、人々の暮らしが美しい。幸せの […]
「ブリット=マリーはここにいた」 フレデリック・バックマン 著。 あじあん ブリット=マリー、職業安定所へ、そして、田舎の寂れた村へ、なにもかもが閉鎖され・・・ ブリット=マリーは婆さんだ。 しかし、いきなり働く必要が生じた。指輪を外して、ホテルにいた。 愛するケントとの生活が壊れた。仕事が必要だ。お金が必要だ。 役所に行けば、当然職がもらえる。あたりまえだ。なぜ、そんなに手こずるのだ。 ブリット […]
「中継地にて 回送電車Ⅵ 」 堀江敏幸 著。 あじあん くちすう、とその人は小さな声でつぶやいた。 口数が少ない? 言葉の口を吸う? 舌鋒鋭いわけでもないし、饒舌でもない。 しずかな語り口やけど、だんだんとこの作家の世界に引き込まれていく。 気がついたらどっぷりと読んでいる。 とても良い。 白内障の手術前、ドキドキしながら病室で、一気に読んでしまった。 深いところで心に沁みてくる。 いちはやき遅 […]