最近読んだ本、「雨雲の集まるとき」、「烈風を斬れ」。
「雨雲の集まるとき」 ベッシー・ヘッド 著。 あじあん 「黒人が「ボーイ」だの「犬」だの「カーフィル」だのと呼ばれるような国で結婚して、子どもを育てることはできない。」 南アフリカ。国境フェンスを越えて、有刺鉄線をくぐり抜けてボツワナへ。マカヤの旅が始まった。 とても面白い。 「ただ、自由な国に暮らすのがどういうことなのか、感じてみたいんです。そうしたら、僕の人生の邪悪なものが正されていくかも知れ […]
「雨雲の集まるとき」 ベッシー・ヘッド 著。 あじあん 「黒人が「ボーイ」だの「犬」だの「カーフィル」だのと呼ばれるような国で結婚して、子どもを育てることはできない。」 南アフリカ。国境フェンスを越えて、有刺鉄線をくぐり抜けてボツワナへ。マカヤの旅が始まった。 とても面白い。 「ただ、自由な国に暮らすのがどういうことなのか、感じてみたいんです。そうしたら、僕の人生の邪悪なものが正されていくかも知れ […]
「暦のしずく」。 沢木耕太郎 著 あじあん 「日本において、時の権力によって、その芸を理由に死刑を宣せられた芸人は存在したか。」 なんだか最近、本を読んだら、特に歴史小説なんかでは、徳川吉宗、家重、家治の時代が舞台になっている小説が多いような気がする。大河ドラマ「べらぼう」にあやかってんのか、出版社が意識してるんかそれはわからんけど、この本を読み始めて、最初は、またかと思ってしまった。 沢木耕太郎 […]
「あの夏のクライフ同盟」 増山実 著 あじあん 世界は謎に満ちていた。謎に満ちた世界を知る入り口は、いつもサトルの文房具店だった。 旅の話をしたい。たった1日だけの旅だ。 サッカー部の仲間、サトルとツヨシとゴローとおれの物語。 北九州市の南に隣接する人口3万人ほどの小さな町の物語。 何もない漁師町。 セメント工場と日産自動車で町の暮らしが成り立ってる? サッカーだけが人生だった日々。まだ、Jリーグ […]
「熟柿」 佐藤正午 あじあん わたしはパトカーに乗り慣れた人間になどになりたくない 晴子おばさんの葬儀はなんだか変だった。 おばさんがとても変わった人だったからか。その場で夫は酔い潰れ、私が運転。 買ったばかりの新車、雨の中、妊娠中の私。 前がよく見えない。 何かに当たった? 夫は寝ている? わたしは見に行かなかった。 ひき逃げ、致死。逮捕、裁判。刑務所で服役。 そこで子供も産んだ。 夫とは離婚。 […]
「宙(そら)わたる教室」。 伊予原新 著 あじあん 「彼らは「科学部」を結成し、「火星のクレーター」を再現する実験を始めた。 青春グラフィティ! 簡単には感動せえへんぞ、と読み始めたけど、まんまと筆の力にのせられて、夢中で読んでしまった。 柳田岳人は都立東新宿高校定時制に通っている。 先が見えないバイト暮らし。せめて運転免許でも取りたい。 でも、なぜか読み書きができない。 わかるけど、読めない。読 […]