最近読んだ本、「ブリット=マリーはここにいた」、「カレーライスと餃子ライス」。

  • 2024年10月27日
  • 10人

「ブリット=マリーはここにいた」

フレデリック・バックマン 著。

あじあん

ブリット=マリー、職業安定所へ、そして、田舎の寂れた村へ、なにもかもが閉鎖され・・・

ブリット=マリーは婆さんだ。
しかし、いきなり働く必要が生じた。指輪を外して、ホテルにいた。
愛するケントとの生活が壊れた。仕事が必要だ。お金が必要だ。
役所に行けば、当然職がもらえる。あたりまえだ。なぜ、そんなに手こずるのだ。
ブリット=マリーは簡単には引き下がらない。
職歴は? 無し。特技? 専門知識? 何ができる? 家事は全部きちんとやってきた。
わたしは、このまま何もしないで・・・・自然死で発見される?? 耐えられねい。
役所は仕事を与えるべきだ。
ブリット=マリーは変わってるようだが、実はまともだ。
そして、ビーリーという田舎のある村へ。
そこは壊れかけた村だ。一本の道路にそってできた村。
閉鎖されたサッカー場に、閉鎖された学校、閉鎖された薬局、閉鎖された酒屋、閉鎖された医療センター、閉鎖されたスーパー、閉鎖されたショッピングセンター、そして2方向にのびる道路が一本。
閉鎖されてないユースセンターはあるが、まだ閉じられてないというだけの話。
そこの管理人になったのだ。そして、人生ではじめて携帯電話に電源を入れた。
さて、それから、何が起こったのか。
この村には何もない。
サッカーとピッツェリアくらい。最後まで人間のそばを離れない。
子どもたちはサッカーをする。ひたすら。
車椅子のだれかさんが世話をやいてくれる。
医療センターでピッツェリア、10代の少女ヴェガがバイトしてる。
はたして、ユースセンターの管理人がつとまるのか。ネズミがいるではないか。
彼女は偏屈なのか? 変人なのか? 頭がおかしいのか?
警官のスヴェンがやさしくしてくれる。
みんな優しい。
彼女はひたすら真面目だ。しかし、どんどん事件が起こる。どんどんはちゃめちゃになる。
なぜだ?
実はうちのチームのコーチになってほしい。コーチがいないと試合ができない。
彼女はサッカーなんか知らない。それでも・・・・
そして、その日がきた。
サミとサイコ・・・ やばい。
読んでて、なぜか涙がとまらない。
とても馬鹿げてる。とても痛快。
とても哀しい。
芯がズレてる。醒めすぎてる。視線が斜め・・・
わけわからん。何でそうなる。
とても哀しい。じっくり哀しい。
とても良い。一気に読んでしまった。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度

星五つ。

「カレーライスと餃子ライス」

片岡義男 著。

あじあん

「カレーライスと餃子ライス」、どっちもわしの好物やんか。

カレーライスと餃子ライス、どっちもわしの好物である。
とても興味がある。しかも、この作家、なんだかハードボイルド的な作品が多い? 人。
カッコいい人?
あんまり読んだことないけど、期待が一杯。
読み始めて、ガッカリが一杯。
いろんなカレー談義。いろんな種類のカレー。いろんなスパイスのカレー。
具材や風味、驚き・・・ カレーがすぐにも食べたくなる?
いろいろ飛び出してきて、楽しいやろなあって勝手に思ってた。
ところがどっこい。
全然ちゃうやんか。
何となく、ショートショートストーリー的な、エッセイ的な話があって、何となく無理矢理的に、不自然に、唐突にカレーライスがテーブルにのる。
なんかようわからんけど、少なくとも美味そうではない。
イメージ的には全部同じカレーちゃうの?
食いたくならない。
ホンマに好きなん?
餃子ライスもそう。
何だかもったいぶった話が続いて、唐突に卓上に餃子ライスが載る。
食いたくならない。
美味そうでない。
なんだか入っていけない本であった。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星一つ。

あじあん

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