「地雷グリコ」
青崎有吾 著。
泥棒もいない。殺人者もいない。犯罪者がいない。それでも心躍るミステリー。
ゲームの理論か。超心理学か。
敵の裏をかく。裏の裏をかく。まんまと思う壺。
と思ったその後は・・・?
あっとおどろく種明かし。
とても痛快。
・地雷グリコ
階段をのぼるだけ。ジャンケンポン。
地雷ありのグリコジャンケン。
45段の神社の階段で何がおきた?
・坊主衰弱
かるたカフェ。店主と出禁の学生。
かるた勝負 坊主めくり的 坊主衰弱?
インチキはいけません。しかし・・・
・自由律ジャンケン
グー、チョキ、パー以外に2つ。
新たなジャンケンルールで勝負。
裏をかくか、裏の裏をかくか?
勝ったら雨季田絵空と勝負させてやる
・だるまさんがかぞえた
私立星越高校のSチップ、1枚10万円、3枚あるけど増やさなくてはならないわけがある。
赤鐘公園で1600万円の勝負。
さて・・・・。
・フォールーム・ポーカー
エピローグ
とても面白い。緊迫感満点。
迫力満点。
こんなミステリー、ええですなあ。
わしの勝手なおすすめ度。
星四つ半。
「もう一つの時間」
吉田秀和 著
高名な音楽評論家のエッセイである。
最近、毎日のようにオーディオを聴いてる。
ちょっと機械に凝りだしたら、聴くのが病みつきになってしまった。
普段はジャズばっかり。できるだけ昔のやつは聴かんようにして、新しいやつを狙ってる。
しかし、たまにはクラシックが聴きたくなる。
しかし、クラシックの世界は思い切りわからへん。
それで、この人の本を読んだらなにかのヒントになるかもしれんと思ってよんでみた。
CDを選ぶ参考にはならへん。そういうオススメはまた別の本だ。知ってたけど。
これは、エッセイ。
想像通りの、静謐、知的、お堅い、むずかしい、そんな感じ。
わしには別世界。
中原中也にフランス語を習ってたらしい。音楽と詩と愛と死はどっかで繋がってる?
難しい。
伊藤整に英語を習ってた。
近寄り難い人かな、めんどくさい人かなって思ってたけど、旅の途中で出会った青年の家に泊まったり、行きずりの人と親しく話したり・・・
異国ではバックパッカーにもなれるのかな・・
無駄のない高質のエッセイ。
とてもカッコ良い。
がさつなわしには遠い世界?
わしの勝手なおすすめ度。
星三つ半。
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