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最近夢中で読んだ本、グレアム・グリ- ン、湯川秀樹

グレアム・グリーン 「事件の核心」  20世紀最高の恋愛小説と帯に書いてあります。その通りかどうかは意見の分かれるところだと思いますが、強いインパクトを受ける作品であることは間違いないです。 自分の恥多き人生を振り返って、考えるところが沢山ありました。 舞台は、多分、インド、ムンバイのあたりではないかと想像します。恋愛に関わる小説ですが、甘い恋の話は一切ありません。 愛していると言ってしまった責任 […]

最近夢中で読んだ本、中沢 新一、中島誠之助

中沢 新一 「森のバロック」 我が郷土、和歌山の天才「南方熊楠」の話です。 奇人とも言えるでしょう。学校を否定した学者。学問が好きで好きでしょうがなかったのに、学校に行くのが大嫌いだった人。熊野の山奥を徘徊し、森の奥でひたすら思索にふけった人。 アメリカに行き、イギリスに行き、天才的な語学力でその地の学問や知識を身につけ、専門家達の対等に渡り合った人。 粘菌の生態の不思議にとらわれ、形なきものが形 […]

最近夢中で読んだ本、グレアム・グリーン

グレアム・グリーン 「おとなしいアメリカ人」 これは、本当にすばらしい本です。久々に良いものを読みました。 舞台は、ベトナム領時代のサイゴンです。(今のホーチミン) 帰国命令がでた英国の報道特派員。彼は、付き合っている彼女との間をなんとか決着をつけないといけない。 その頃現れたアメリカの領事館関係の男。この男の言動を通して、痛烈なアメリカのベトナム政策が批判されています。彼はアメリカそのものなので […]

最近夢中で読んだ本、カズオ・イシグロ、黒田正子

カズオ・イシグロ 「わたしたちが孤児だったころ」 最初の三分の一位までは、かなり心配でした。 確かに軽妙な語りで話は進んでいくけど、このまま、こんな風で終わってしまうの違うやかと言う事でした。 ところが、話が上海に入って俄然面白くなりました。 主人公が少年時代を過ごした上海が生き生きと描かれています。 戦争前の混乱期の外国人居留区の暮らしです。 そこで、失踪した父、誘拐された母。両親が行方知れずで […]

最近夢中で読んだ本、NHK取材班、石原結實

NHK取材班 「『空海の風景』を旅する 司馬遼太郎の「空海の風景」を元に、その舞台を訪ねながら、司馬遼太郎が描こうとした「空海」のその人類普遍といえる天才性がその土地土地とどのような意味を持ってからまっているのかを、映像で構成する番組「NHKスペシャル『空海の風景』」を作ったスタッフが、その記録を本にしたものです。 番組は見てないですが、この本を読んで深く感じるところがありました。 今年の4月、西 […]