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最近夢中で読んだ本、星野博美、有馬頼底

星野博美、「謝々チャイニーズ」 前にこの作者の「「転がる香港に苔は生えない」を読んで、このブログに書いたことがある。 同じ作者のデビュー作だそうだ。 これも面白い。 改革開放直後、旅行者は入れる事は入れるが、大変混乱していた時期だと思う。 こういう時代に単身で、案内もなく旅にいくという根性がすばらしい。 その迫力があふれ出している。 行った先々での、土地の普通の人達との心の触れあい、 忘れられない […]

amazon通販の本

amazon通販を愛用している。 別にamazonの宣伝をするわけではないが今の本の買い方、読み方がこういう風になっているからだ。 私の本の買い方は2パターンある。 一つは、何か新しい本に出会いたい、又は、新しい作者に出会いたい、 そういった気持ちで本を探す場合。 この時は間違いなく本屋に出かける。 目で見て、帯や見開きから何となく雰囲気をつかんで買う気になるという プロセスが必要だ。 古本屋には […]

最近夢中で読んだ本、福岡伸一、内田百閒

福岡伸一、「生物と無生物のあいだ」 科学書がこんなにミステリアスで興奮できるものだとは思わなかった。 生物と無生物の違いは何だ。 DNA発見のドラマ。科学者の戦い。 DNAとは何するもの。 興味はつきない。どんどんと引き込まれていく。 あらゆる細胞は、波打ち際に戯れで作られた砂の城が波に洗われる時、 その城の形は変わらなくて波に一緒に運ばれてきた新しい砂と どんどん置き換わっていくのだと考えたらい […]

最近夢中で読んだ本、保坂和志、北方謙三

保坂和志、「プレーンソング」 「ぼく」の日常の生活の中に紛れ込んできた若者達、 カメラマニアの男とその彼女、更に映画つくりをあきらめた男、 奇妙なような普通なような共同生活。 猫と競馬、ドラマチックな事はなにも起こらないけど、 淡々と毎日が過ぎる。 こころの動きと街の描写が絶妙。 こういう本っていいなあ。 北方謙三、「水滸伝 16 馳驟の章」 激しい戦いの後、しばしの休戦の時が続く。 梁山泊として […]

最近夢中で読んだ本、イアン・マキューアン、内田百閒

イアン・マキューアン、「土曜日」 脳の手術の描写がすごい。クラシック音楽をBGMに、淡々と正確に芸術家の ように難しい手術を進める。 まるで出来ないことはないかの様だ。 こういう男のある日を克明に追いかけるという形で物語が進んでいく。 テロにあったと思しい飛行機が炎上しながらヒースローに着陸しようとするところを 目撃するところから始まる。 認知症への母への思い。 違った道を歩む子供たち、そういう暮 […]