最近夢中で読んだ本、福岡伸一、内田百閒
福岡伸一、「生物と無生物のあいだ」 科学書がこんなにミステリアスで興奮できるものだとは思わなかった。 生物と無生物の違いは何だ。 DNA発見のドラマ。科学者の戦い。 DNAとは何するもの。 興味はつきない。どんどんと引き込まれていく。 あらゆる細胞は、波打ち際に戯れで作られた砂の城が波に洗われる時、 その城の形は変わらなくて波に一緒に運ばれてきた新しい砂と どんどん置き換わっていくのだと考えたらい […]
福岡伸一、「生物と無生物のあいだ」 科学書がこんなにミステリアスで興奮できるものだとは思わなかった。 生物と無生物の違いは何だ。 DNA発見のドラマ。科学者の戦い。 DNAとは何するもの。 興味はつきない。どんどんと引き込まれていく。 あらゆる細胞は、波打ち際に戯れで作られた砂の城が波に洗われる時、 その城の形は変わらなくて波に一緒に運ばれてきた新しい砂と どんどん置き換わっていくのだと考えたらい […]
保坂和志、「プレーンソング」 「ぼく」の日常の生活の中に紛れ込んできた若者達、 カメラマニアの男とその彼女、更に映画つくりをあきらめた男、 奇妙なような普通なような共同生活。 猫と競馬、ドラマチックな事はなにも起こらないけど、 淡々と毎日が過ぎる。 こころの動きと街の描写が絶妙。 こういう本っていいなあ。 北方謙三、「水滸伝 16 馳驟の章」 激しい戦いの後、しばしの休戦の時が続く。 梁山泊として […]
イアン・マキューアン、「土曜日」 脳の手術の描写がすごい。クラシック音楽をBGMに、淡々と正確に芸術家の ように難しい手術を進める。 まるで出来ないことはないかの様だ。 こういう男のある日を克明に追いかけるという形で物語が進んでいく。 テロにあったと思しい飛行機が炎上しながらヒースローに着陸しようとするところを 目撃するところから始まる。 認知症への母への思い。 違った道を歩む子供たち、そういう暮 […]
岡崎大五、「日本は世界で第何位」 岡崎大五の添乗員シリーズは本当に面白い。 添乗員としての経験から面白おかしい話を披露しているというだけでなく、 この人の旅を愛する気持ちとか、旅や旅先の外国から学ぶ姿勢がとても 素直に伝わってきて好感が持てる。 何といっても、この人自身の強烈な海外暮らしの体験が、様々な困難を乗り切る 基礎体力になっているのでしょう。 この著者が、意外な切り口で、本を出してきた。 […]
熊倉功夫、「小堀遠州 茶友録」 茶会が、大名や有力者達の交友のイベントであり、セレモニーとして、確立していく。 そういう時代にあって、遠州の嗜好や感覚、生き方が一種の文化的な気分を作っていく、 それが、綺麗さびとか遠州ごのみとか言われ、結果的にはこの道の大御所になってしまった。 遠州の夥しい交友を通して、どういう人達の生き様の交錯がこういう時代の気分を作っていったのかを描き出している。 書や焼き物 […]