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最近夢中で読んだ本、カルロス・ルイス・サフォン

カルロス・ルイス・サフォン 「風の影」 久しぶりに興奮しました。傑作だと思います。文庫本2冊、殆ど一気に読みました。ベストセラーになる理由がわかります。 舞台はバルセロナ。ピカソのゲルニカに象徴されるスペインの暗い時代です。 少年ダニエルが古書店を経営する父に連れられて、「忘れられた本の墓場」に行きます。そこで見つけた一冊の本。 そこから、壮大な物語が始まります。 冒頭から絵になりますね。 見つけ […]

最近夢中で読んだ本、沢木耕太郎

沢木耕太郎 「世界は使われなかった人生であふれている」 なんとすばらしいタイトルなんでしょう。 「もしあの時、ああしていたら、今とは違う別の人生があって その結果どうなっていたのだろう」なんて事は誰の気持ちの 中にもあるものだと思います。 普通は、そういうものもいつか記憶の中に埋没してしまうものの ようですが、ある時突然、鋭い痛みと共に思いがあふれる時も あります。又、ある時、あの言葉の意味、あの […]

最近夢中で読んだ本、北方謙三、沓掛良彦

北方謙三 「水滸伝 七」 このシリーズはあまりにも面白いので、出る度に直ぐ買っています。 いよいよ梁山泊と宋の政府軍との戦いが始まってきました。 梁山泊の中心人物の一人、宋江をなんとか殺したい政府軍は、旅を続ける宋江の居所をとうとうつきとめます。 山に逃げ込んだ宋江一行人に対し、何と3万以上の軍で攻めるのです。梁山泊に対しても通信を断ち、救援できないように万全の構えです。 一気に攻め潰されるかと思 […]

最近夢中で読んだ本、トマス・ハリス

トマス・ハリス 「ハンニバル・ライジング」 今回、北京、洛陽の旅の間に全部読んでしまいました。 旅の美味しい後味をかえって壊しかねない、こわい、おぞましい内容の本でした。 この人の本は「羊達の沈黙」、「ハンニバル」と両方読んでいますがこわいので、映画は見ていません。 現実にはありえないが、智的な狂気とか、ある意味での興味深いところに少しは引きずられて本は読んでしまいます。 でも、映像と重なるとかな […]

最近夢中で読んだ本、岩槻秀明、奥野新太郎

岩槻 秀明 「雑草や野草がよーくわかる本」 ウォーキングをしていると雑草や野草がよく目に付きます。 綺麗な花を咲かせている事も多いので、なんという名前なのか気になります。それでこの本を買いました。 少しは名前を覚えて、雑草、野草を見ると又親しみも増すでしょう。 散歩の楽しみです。 奥野 新太郎 「随筆北京」 私の大好きな老北京を語ってくれます。 私が生まれる前に滞在した北京の随想です。 北京を愛し […]