最近夢中で読んだ本、ジェフリー・アーチャー、北方謙三
ジェフリー・アーチャー、「百万ドルを取り返せ」 とってもおしゃれな推理小説です。 こういうのは大好きです。 騙したやつが悪いのか、騙されたやつが馬鹿なのか。 無くした百万ドル、1円も欠けずに、1円も多くなく盗り返そう。 場所はロンドン、ケンブリッジ。 舞台はクラリッジやアスコット、ウインブルドン。 智恵を絞って、奪還大作戦。 「さて、どうやって?」 4人がそれぞれ、4つの筋書きを考える。 3つまで […]
ジェフリー・アーチャー、「百万ドルを取り返せ」 とってもおしゃれな推理小説です。 こういうのは大好きです。 騙したやつが悪いのか、騙されたやつが馬鹿なのか。 無くした百万ドル、1円も欠けずに、1円も多くなく盗り返そう。 場所はロンドン、ケンブリッジ。 舞台はクラリッジやアスコット、ウインブルドン。 智恵を絞って、奪還大作戦。 「さて、どうやって?」 4人がそれぞれ、4つの筋書きを考える。 3つまで […]
浅田次郎、「珍妃の井戸」 大作「蒼穹の昴」、「中原の虹」の間に入る作品。 「蒼穹の昴」の舞台の後、義和団事件が起こり、清朝の皇室が西安に非難する騒ぎの中で、光緒帝の側室、珍妃が死んだ。 自殺か他殺か、他殺なら犯人は誰、犯行の動機は・・ 壮大な歴史絵巻の合間に、ちょっと推理小説のお遊びと、 浅田次郎は本当に多才です。 「蒼穹の昴」の主要な登場人物もそのままのキャラクターで登場するし、楽しい作品です。 […]
ロバート・ファン・ヒューリック、「東方の黄金」 すごい異色の作者です。駐日大使も勤めたオランダ生まれの外交官。 それで、東洋の事にも造詣が深いのでしょう。 江戸川乱歩とも交友があったそうです。 舞台は、唐の時代の中国。山東省の東海岸。今の青島あたりでしょうか。 ディー判事の活躍は実に面白いです。 中国の風習や、いろんな物語が足場になっていて、それが、中国らしさを醸しだしています。 謎解きも新鮮で、 […]
井上ひさし、「シャンハイムーン」 たまたま北京で魯迅博物館に行く機会があり、魯迅の事を思い出しました。 それで、「孔乙己」の入った短編集を買い、日本の翻訳本を見ながら読んでいます。 紹興のまずしい飲んだくれの話です。 博物館では、魯迅の蘇州、広州、北京、上海での活動とその膨大な著作を展示しています。 晩年の活動を支えたのは、上海、内山書店、内山完造氏です。 「シャンハイムーン」では、内山完造夫妻を […]
金子光春、「マレー蘭印紀行」 紀行文にも色々種類があります。 バトパハ、多分、何の変哲もない、アジアの港町。 それが、一度は行って見たい。あそこに書かれた街を体験してみたい。 と痛切に思わせるのは、やはり作家の文章力ですね。 ただ暑いだけの、アジアの外れで、非近代的なゴム園の生活にあけくれる無聊な日々を こんなにも存在感を持って語れる。 それがすばらしいです。 おいしい食べ物がある。おもしろい景色 […]