CATEGORY

最近夢中で読んだ本の話、アゴタ・クリストフ、開高健

アゴタ・クリストフ、「二人の証拠」 「悪童日記」が強烈だったので、3部作の残りを一気に読んでしまった。 双子のうち一人は行ってしまった。残ったのはリュカだ。 えっクラウスなんていなかったの? そして、抱え込んだのはヤスミーヌとマティウスの母子、哀れみなのか、心の分身なのか。 話は続いているような、続いてないような。 事象は非連続で、思象は連続しているかのように見える。 リュカは本当にクララを愛した […]

最近夢中で読んだ本、曹霑

曹霑/伊藤漱平訳、「紅楼夢(上)」 念願の本をやっと読み始めた。前から、「良い本だよ」と言う事で、「読みたいな」と 思っていたが、何しろ長い。文庫本でも十数冊あるし、揃って売っていない。 しかし「読もう」と思い立ってしまったので、本屋を探し始めたら、無い。 結局、古本屋に行って見つけた。大きい本で3冊の大長編だ。 最初は少し退屈気味。神様やら仙人やら道士やらが沢山出てきて、この話の由来を 紐解いて […]

最近夢中で読んだ本、武田邦彦、内田百閒

武田邦彦、「偽善エコロジー」 「エコ生活とか粋がって、マイ箸とかやってませんか?」 「はい、やってます」 「本の包装とか、買い物袋を断って、エコバックとか使って嬉しがってませんか?」 「エコバックじゃないけどやってます」 この本を読むとガツンとやられてしまった。 材木って、適度に植えて、育てて切り出して使うという循環をまわさないといけない。 当然だ。それで切り出された木材の半分は端材として捨てられ […]

最近夢中で読んだ本、スティーヴン・ミルハウザー、原遥平

スティーヴン・ミルハウザー、「ナイフ投げ師」 これは又、シュールな本だ。 ミルハウザーを好きになる事は吸血鬼に噛まれたようなものだ。一旦噛まれたらもう逃げられない。 といったような言葉がどっかに書いてあったが、そこまではいかなくてもかなりやられてしまう。 「ナイフ投げ師」、失敗?、わざと?、舞台の標的の顔に一筋の血が!   師に印をつけてもらいたい人は?   えっ!最後はそこまでやるの? 「夜の姉 […]

石濤の画

水墨画の老師が良く言う。「石濤」っていいね。とか、「石濤みたいに画けたね」とか 「石濤みたいに画いてみようか」とか、まるで水墨画の代名詞みたいに扱っている。 老師は石濤が好きなんだ。実は私も気に入っている。 展覧会とかでしか見ないので、まとまって見る機会はないが、石濤の画法は大好きだ。 それで、機会があったら石濤の画集を買いたいと思っていた。 今回、北京で書店を見ていたら、石濤の画集があった。 陶 […]