最近夢中で読んだ本、石川淳
石川淳、「狂風記」上、下 これもたまたま古本屋で見つけた本だ。最近、古本屋で良い本に出会う 機会が多い。お金の節約の為でもあるし、新作に読みたい本が沢山ある わけでもないので丁度いいのだ。 なんといふ木か、途方もなく大きい木が一本、もろに横だふしに、 地ひびき打つて・・・ こんな出だしで始まる。すさまじい力の文章が、強烈な毒気と共に 眼前に現れて、「ぐわっ」とばかりに吹き付けてくる。 そんな世界に […]
石川淳、「狂風記」上、下 これもたまたま古本屋で見つけた本だ。最近、古本屋で良い本に出会う 機会が多い。お金の節約の為でもあるし、新作に読みたい本が沢山ある わけでもないので丁度いいのだ。 なんといふ木か、途方もなく大きい木が一本、もろに横だふしに、 地ひびき打つて・・・ こんな出だしで始まる。すさまじい力の文章が、強烈な毒気と共に 眼前に現れて、「ぐわっ」とばかりに吹き付けてくる。 そんな世界に […]
古本屋で見つけた本だ。一冊350円は安い買い物だと思う。 新しい本もいいけれど、古い本を通して昔を思う時も必要だ。 高柳芳夫、「プラハからの道化たち」 プラハ、ブタベスト、ウィーンの旅に行ってからもう数年以上経つ。 その頃のプラハの街のキーワードは「プラハの春」コンサートだった。 東西関係に雪解けが来て、ソ連の崩壊があって、「プラハの春」があって、 「モルダウ」を楽しく聴ける時代が来たのだ。しかし […]
最近は、新書の書店だけでなくて、古本屋に行く事が多くなったが 自分の書棚を見直していると、まだ読んでいない本があったり、 昔読んだけど、今、又気になる本を発見したりすることがある。 今日はそういう本の紹介だ。 老舎、「駱駝祥子」 この本は、まだ、中国に行った事が無い頃に読んで、すごい面白い と感銘を受けていた本だが、これは実は、老北京が舞台になっている。 それで、貧しい車屋の、どうあがいてもどうに […]
南條竹則、「中華美味紀行」 中国に行くといつも食べる事が大きな楽しみの一つだ。 どの地方にいっても、その土地土地の食べ物があるし、それが実に旨いのだ。 だから、その地の記憶と食べ物の記憶が結びついて良い思い出になる。 この本は、食べ物の専門家が中国各地を食べ歩いた記録だ。 と言うことも言えるが、実際は、中国が大好き、中国の食べ物が大好きという 心が溢れているので、全くの同感だ。 同じものを食べた話 […]
小川環樹・山本和義訳、「蘇東坡詩選」 蘇東坡の詩は好きだったが、纏めて味わう機会がなかった。 今回、旅行に行った時に、読もうと持って行った所、 色んな手違いで旅行も待ち時間が多くなって、旅行の間に全部読んで しまう事ができた。思わぬ収穫ではあった。 蘇東坡の詩はすばらしい。彼の人格が薫っている。 何度か辛い目に会いながらも、詩に悲愴さや皮肉がなく、格調の高さが 感じられるものばかりだ。 蘇東坡で有 […]