最近夢中で読んだ本の話、阿刀田高、ダイ、シージエ
阿刀田高、「街のアラベスク」 普通の街のごく普通の街角、そこにあるごく普通の暮らしを描いているようで 実は何かスイッチが入って、ありそうであらざる妖しい世界に入って行く。 ・・・桐の木って良い部分は琴なんかに使われて、お金持ちのお嬢さんの もちものになったりするけれど、悪い部分は下駄になってずっと人の足に 敷かれている。・・・時には、そういう桐の下駄が魔性を持つことがあるそうだ。 そんな時その魔性 […]
阿刀田高、「街のアラベスク」 普通の街のごく普通の街角、そこにあるごく普通の暮らしを描いているようで 実は何かスイッチが入って、ありそうであらざる妖しい世界に入って行く。 ・・・桐の木って良い部分は琴なんかに使われて、お金持ちのお嬢さんの もちものになったりするけれど、悪い部分は下駄になってずっと人の足に 敷かれている。・・・時には、そういう桐の下駄が魔性を持つことがあるそうだ。 そんな時その魔性 […]
ドストエフスキー、「カラマゾフの兄弟ー3,4、5」亀井郁夫訳 カラマゾフの兄弟は、一気に読んでしまったので一気に決着をつけよう。 1、2の感想でも書いたがこの翻訳を読んでいると全く違う本を読んでいるようだ。 とうとうあのおやじが殺された。 誰が見ても犯人はがさつなミーチャか?いやいや実際は? 理論家のイワンか?、げすのスメルジャコフか? まさか聖人アリューシャか? グルーシャンカの愛は本物か? 何 […]
丰子恺(フォンツーカイ)の挿絵画 「さかなさんは、こんな画すきやろ」と言いながら友人から一冊の本を頂いた。 魯迅の短編集だが、丰子恺(フォンツーカイ)という人の挿絵画がついたやつだ。 「そやねん。こんな画大好きや。こういう傾向を狙ってるねん」と有難く頂いた。 この本は、良く見ると魯迅の本に挿絵を入れたというよりは、丰子恺(フォンツーカイ)の 画の一つの表現として魯迅の小説の挿絵という形を使ったとい […]
吉田修一、「キャンセルされた街の案内」 この表紙が気に入ってこの本を読み始めた。 地図がデザインされている。どうやら旅の本らしい。 しかし、唯の旅の本ではなかった。 心象の中を旅するのだ。 どこか知らない街を歩いていたとしよう。評判の美味しい店をやっとみつけた。 裏通りの小汚い店だ。入りにくい。どうしよう? こっちから見たら 「今、入ろうとした人がいたね」、「そう?」 「それで、あんたは・・・・・ […]