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最近読んだ本、「千年紀の民」、「江戸の紀行文」

J・G・バラード、「千年紀の民」 先日テレビを見ていたらビンラディンが殺されたというニュースを報道していた。 9.11は確かに酷いテロだけど、草の根わけても仇を探し出してぶち殺すというやり方は 西部劇の時代から何も変わってないんやなあと肌寒く思った。 9.11の時は、スナックで酒を飲みながらテレビを見ていて、大衝撃を受けた。 あの大国アメリカでさえも、あんな風に内から攻撃されたら或る意味ひとたまり […]

最近読んだ本、「バウドリーノ」

ウンベルト・エーコ、「バウドリーノ」上、下 「薔薇の名前」は非常に難しいけど面白かった。「前日島」は非常に難しいけど、難しかった。 「バウドリーノ」はどうだろう。 難しいけど面白かった。読んでいて実に楽しかった。 「世界はどんなくだらないことについても嘘しかつかない嘘つきを断罪するが、この上なく 大きいことについてのみ嘘をつく詩人を称賛する」ということで、ただの農民の子で大嘘つきの バウドリーノが […]

最近読んだ本、「これから「正義」の話をしよう」「秘密」

「これから「正義」話をしよう いまを生き延びるための哲学」、マイケル・J・サンデル 「今一番話題の・・」とか「超人気の誰誰が書いた・・」とか「空前のベストセラー・・」とか そういう具合に人気の本を尻馬に乗って読むのはあまり好きではない。しかしまあ、借りてしまって いやなら読まなければいいのが図書館のいい所だ。それでチェックしたら順番がくるまでえらい時間が かかってしまった。それでも人気は衰えていな […]

最近読んだ本の話、「中国鉄道大旅行」、「外交官が見た「中国人の対日観」」

ポール・セロー、「中国鉄道大旅行」 この人のこの本は2回目だ。しかし、最初に読んだ時は中国旅行も殆どしたことがなかったし、 ましてや外国の鉄道旅行なんて殆ど経験がなかった。それでさらっと読んで、それでも ロンドンから北京まで列車でこれるのかと驚いて読んでいた。 改めてこの本を手にとって、目次を見ただけでも心が震えるではないか。 ・モンゴルへの列車 ・内モンゴル急行で大同へ ・夜行列車で北京へ ・上 […]

「マンチュリアン・リポート」、「楚漢名臣列伝」

浅田次郎、「マンチュリアン・リポート」 いやあこの本、実にがっかりした。多分、「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」、「中原の虹」と続いた 清朝の崩壊期を描く大スペクタクルの延長線状にある物語りだろうと思っていた。 だから、同じ様に、血湧き肉踊るわくわくどきどきの物語りだと期待していた。 確かに、延長線上にある。 清朝最後の独裁者、西太后が使うために、特別誂えの列車が英国から輸入されたのだ。 この列車が主人公 […]