最近読んだ本、「塔里木(タリム)秘境考」
中野美代子、「塔里木(タリム)秘境考」 この本も杭州にいる間に読もうと思って買って来た本だ。非常に面白い。 まず舞台がいい。大好きなシルクロードの真っ只中、ウイグルやトルファンなどの辺りだ。 前にトルファンに行った時に、脳が溶けそうなほど暑い中を高昌故城や交河故城に行った。やけるような 陽光の下に昔の都の残骸があった。土に還るとはこんな事なのか、家があって、家具があって、いろんな 設備があったはず […]
中野美代子、「塔里木(タリム)秘境考」 この本も杭州にいる間に読もうと思って買って来た本だ。非常に面白い。 まず舞台がいい。大好きなシルクロードの真っ只中、ウイグルやトルファンなどの辺りだ。 前にトルファンに行った時に、脳が溶けそうなほど暑い中を高昌故城や交河故城に行った。やけるような 陽光の下に昔の都の残骸があった。土に還るとはこんな事なのか、家があって、家具があって、いろんな 設備があったはず […]
森まゆみ、「女三人のシベリア鉄道」 この本、非常に良かった。読み応えのある本であった。 中国留学前に、向こうで読む本が要るなと思って本屋さんい行ったらたまたま見つけたのだ。 ちょっと以前に、「百合子 ダスビダーニャ」と言う映画をみて、宮本百合子と湯浅芳子の生き方や その時代の空気がなかなか興味深かったので、その中で2人はシベリア鉄道でモスクワに行ったという 話があったのを覚えていたのだ。 女三人そ […]
オルハン・パムク、「わたしの名は赤、上、下」 この人の作品は結構難しいなあと思いつつ、気が付いたら手に取っている事が多い。 今迄読んだ作品は殆どイスタンブールが舞台であった。 ヨーロッパの文化とアジアの文化の、まさにジャンクションたる場所だ。 その街の独特の空気をすばらしく描写しているように思う。まだ行った事のない街 だが、そこに住む人々の暮らしの様々が目の前に立ちあがってくるようなのだ。 そんな […]
蒲松齢作、立間祥介編訳、「聊斎志異(上)、(下)」 中国屈指の怪奇物語りの一つだ。 ある男がいた。その友達が占い事を良くすると言う。 その男は言う。「お前は、役所で偉くはなれんが、きっと大金持ちになるだろう」 その時はそれで終わった。 或る時、その男が訪ねてきた。「旅の男が来るから手厚くもてなせ」 馬を無くして困っている兵隊が来た。男は軽く見て適当にあしらおうとした。 が、友人にいさめられ馬を与え […]
奥泉光、「鳥類学者のファンタジア」 いやあ、実に面白い本であった。 ふざけたり、ぼけたり、つっこんだりとえらい適当に文、書いてるんかいなと思ったり、 えらいジャズに詳しいな。真髄をわかってるんちゃうやろかと思ったり、 ドタバタサスペンスみたいなもんかなと思っていたら、時空を翔るSFファンタジーの ようであったりする。 「私はは柱の陰でひっそりと聞いている観客に向かって演奏してる」とキリコは思う。 […]