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芸術イベント、映画など

映画、「ヴィヨンの妻」

メジャーな映画のようでちょっとためらいはあったが、 太宰治は好きな作家なので、どんな風な映画になっているか興味がわいた ので行ってみた。 ・・・・ 「ここを過ぎて悲しみの市。」  友はみな、僕からはなあれ、かなしき眼もて僕を眺める。友よ、僕と 語れ、僕を笑へ。・・・ああ、僕はこの手もて、園を水にしづめた。 ・・・・・・ これは、「ヴィヨンの妻」ではなく、「道化の華」の出だしだ。 この話も心中がテー […]

映画、「紅い鞄」

映画、「紅い鞄」をDVDで見た。 子供の頃よく夢を見た。 こんな夢だ。 なぜかわからないけど何かから逃げてている。あるいは何かが追いかけてきている。 だから必死で逃げている。地べたを一生懸命走っていたかと思うと、木を登っている それから山みたいなところを一生懸命上に走っている。 それでも終わらない。まだまだ逃げないといけない。 ジャングルジムの上にのぼったり、建物の中に入ったり、脈絡も何もなく走っ […]

MIHO美術館、「若冲ワンダーランド」

「美の巨人たち」というテレビ番組を見ていたら、「若冲ワンダーランド」と いう特集をやっていた。伊藤若冲の画を探る番組だ。 その後、東寺に行こうと京都に向かう電車の中で、MIHO美術館でこの 「若冲ワンダーランド」の特別展をやっているという吊広告を見つけた。 「これは絶対行こう」とMIHO美術館の場所を探したら、えらい遠くにある。 信楽の奥の方だ。 ゴルフ場のある山の中。着いたら、9時25分。9時半 […]

映画、「湖のほとりで」

舞台は北イタリア、アルプスだろうか美しい山の麓だ。 静かな村里にいつもの日常がある。 人と自然のヒューマンドラマかなと思ったら、 いきなり、殺人だ。 犯人を追う刑事がかっこいい。 不思議な事に被害者の死に顔を安らかだ。明らかに絞殺されているのに 何かから解放されたかのように穏やかな死に顔だ。 いったい何があったのか。 障害を持つ子を育てる苦しみ。 痴呆が進む妻を見つめる哀しさ。 誰もが心に苦しみを […]

映画、「人生に乾杯」

映画、「人生に乾杯」を見ました。 痛快な映画です。そして時々泣きました。 この老夫婦いいですね。カッコいいです。 「明日に向かって撃て」のブッチとエッタのように銀行を襲いながら 逃避行を続けるエミルとヘディ、そして車は1958年型チャイカ。 車もタダモノじゃない。 やはり時代は老齢者やね。 年寄りがかっこいいじゃないですか。 「愛してる」なんて面倒臭いことをいちいち言い続けなくてもいいじゃないです […]