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芸術イベント、映画など

映画、「ほとりの朔子」を見た

いい映画を見た。 どこがどういいのか説明するのは難しいけど、見終わった時の後味がいい。 シリアスなわけではない。深く考えさせられるというものでもない。 手に汗にぎるところは全く無い。誰かが死ぬとか苦しむという話でもない。 ただただ日常が静かに過ぎて行く。 そんな不思議な映画なのだ。 総ての受験に失敗してしまった朔子が叔母さんの誘いで、海辺の町にやってきて 別の叔母さんの家の留守番暮らしをしばらく二 […]

映画、「皇帝と公爵」を見た

最近、思わぬ用が頻発して映画に行けない、あるいは行く気持ちの余裕がない 日が続いていた。そういう状況も少し見通しがでてきたんで、映画にでも行って 見るかと思いたった。 その日はいいこともあった。 地下鉄に乗ろうと並んでいたら、最前列だった。いつもは、すばやく乗り込ん で、すばやく空席を探して座ることにしてる。老人やさかいええやんかと思う けどもいささかみっともないという気がして気がとがめないでもな […]

とりあえず急いで文楽を見に行こう

テレビや新聞やら報道を見ていたら、大阪市長が文楽に対する助成金を打ち切る かどうか決めるための観客動員数の集計がもうすぐなのだそうだ。 おっとえらいこっちゃ、すっかり忘れてた。 こういう伝統芸能の維持保存に関することと市場原理をごちゃごちゃにしたり 文化芸術に対する信じられへんほど無理解な態度をとる市長のやり方そのもの に異をとなえたいのは大方の意見やと思うけど、とりあえずあとちょっとなら 動員数 […]

女義太夫、「天網島時雨炬燵」紙屋内の段を聴いた

確か年に2回ほど、京都大学内で「環onで浄瑠璃」と言う催しがある。 女流プロが演じる本格的な義太夫が無料で聴けるということで最近は毎回参加 させて頂いている。 先日、雪が舞って風がびゅうびゅう吹く寒い日に、友人と打ち合わせと称して 昼酒をしこたま飲んで、その後残る時間は一時間半ほど、少々酔い覚ましに丁度 良い時間を過ごしたと思いきや、飲んでも飲んでも寒くて酔えない酒を腹の中に でぼっと残したまま、 […]

映画、「ふたりのアトリエ」を見た

じわっと良さが伝わってくる。いい映画を見さしてもらった。 映画の事はようわからんけどジャン・ロシュフォールって人、久しぶりに見た。 あいかわらず渋い役がすばらしい。しかも相手がクラウディア・カルディナーレ。 なんとすばらしい。お二人とも随分歳をとったけどいい味だしている。 映画は彫刻家とモデルの話。 スペインとの国境に近いフランスの田舎町。大戦も終わりの頃だ。彫刻家の奥 さんが街で買い物をしていて […]