CATEGORY

紀行文

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-17、Phakding(パグディン)の朝

ここは殆ど谷底やから夜は寒い。寝袋の中に入ったら湯たんぽもあってあったかいけど 窓から冷気が入ってきてええ気持ちではない。それにやっぱり高山病のせいなんか 息が荒くなって寝ながらもハーハーしてし、寝ながらといいながら寝られへん。 不眠も高山病の一種か思うと不安になる。外では時々ゴーゴーと雨が降っていて よけい不安がつのる。寝られへんからトイレに行きたくなる。真っ暗な廊下を 歩いて共同トイレへ。寒い […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-16、Phakding(パグディン)で晩飯

この辺は約2600メートル、谷底なんで夜になると結構冷えて来る。WiFiも使えないんで 寝袋に入ってぼーっとしとこ。酒が飲まれへんのがつらいなあ。息も苦しいし。 今朝は4時起きやったんで眠たいし、結構疲れてる。いつもまにかうとうとしてる うちに時間がきた。もう外は真っ暗だ。食堂に行くと後発チームもいるし、欧米系の トレッカーたちも何組か集まってた。メニューは事前に相談して決めてあったんで 出て来る […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-15、Phakding(パグディン)を散歩

パグディンのロッジについて旅装を解いて、と言うてもリュックを放り出すだけやけど、 食堂でゆっくりお茶を飲んでもまだ13時過ぎだ。晩御飯は18時と決めた。それまでは 暇やから村の中を散歩してみよう。 その前にWiFiはあるか聞いてみたら、プリペイドカードを買ってくれという。1日いくら、 2日でいくらという計算らしい。と言うても実際にカードをもらってパスワードを どうこうするというんではなくて、金を払 […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-14、Phakding(パグディン)へ

お茶も美味しいし、景色も良い。可愛い女の子も居るし、いくらでも休憩してたい とこやけど行き先があるから先に進まんとあかんという気分になってるんで腰が 浮いてきた。ここでもう1時間以上たってるけど、後発隊、飛行機で乗り合わせた 8人グループはわしらと同じ旅行会社と契約してるらしいけど日本発の添乗員付き というツアーの人たちで、のんびり買い物などしながらやってくるみたいでまだ 姿が見えない。もしかした […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-13、Thadokoshiで昼ごはん

ロバや牛や羊と一緒にあるいはすれ違いながら山道を歩いていく。不思議なことに ルクラからずっと一匹の犬が付いてくる。後になり先になり、何が気に入ったのか わしらの後をついてくるのだ。帰られへんようになったら困るんでできるだけ、 関心を引かんように知らん顔をしてるんやけど小走りについてくる。ガイドさんは 全く気にしてへんからまあいけるんやろ。それと一緒にしたらえらい失礼になるけど ルクラを出る時に一緒 […]