四文字遊びシリーズ。「読書亡羊」、「愛別離苦」。

「読書亡羊」 はるか昔の事。まだ若い、ピチピチサラリーマンやった頃。東京までの出張があって、新大阪駅にいた。新幹線、乗る予定のホーム?に列車が着いた。誰も降りない。時間はかなり早い。どっちのホームかようわかってない。かなりの数の人がドドッと乗っていく。何かしらんけどラッキーに先に乗れるんやろか?わしもつい付いて乗っていく。 ガラガラだ。車内放送は何もない。ベルも鳴らへんけど、列車は静かに発車した。 […]

四文字遊びシリーズ。「刮目相待」、「空々漠々」。

「刮目相待」 最近は、銀行のATMが極端に減ったり、JRの緑の窓口が縮小されたり、どこに行っても自動販売機ばっかりだったり、店でなにか尋ねようにもだれも居らへんかったりと、ほとんどなにもかもがスマホが前提になってたりして腹立たしいことが多い。 スマホに頼るのは嫌いやったけど、不便さを逆手にとって、自分で使ってみたらどうなんのやろとやってみた。 なるほど確かに便利である。 認証設定が2段階、3段階、 […]

四文字遊びシリーズ。「空山一路」、「美味礼讃」。

「空山一路」 若い頃、たまたま田舎の実家に帰ることになった。しかもJRの最終列車だ。最寄駅に着いたら深夜12時を回ってる。タクシーもない。 歩いて40分くらいの道のり、若いから大丈夫。 市街地を抜けて、トンネルを越える頃には人はおろか車も走ってない。街灯の灯りをたよりにとぼとぼ歩く。だんだん人家も減っていく。 街灯があるとは言え薄暗い。なんだか気味が悪い。 小さな峠に差し掛かった。後ろの方で気配が […]

四文字遊びシリーズ。「油断大敵」、「胡蝶の夢」。

「油断大敵」 ドアが閉まる。電車が動き始めた。 今住んでる田舎の駅だ。1時間に2本、各停電車が走ってる。終点で急行に乗り換えて都会に出ることができる。 ただ、心のどこかに何か違和感。不安感。変に体が軽い。 しまった。リュックを駅のベンチに忘れた。外を見たら、確かにある。 けど取りに行かれへん。また、やってしもた。 次の駅から、取りにもどって出直すと、1時間以上のロスになる。焦らんとよう考える。リュ […]

西院にすばらしい中国料理店あり。予約オンリーの「喜鳥(こちょう)」さんのランチコース。

この日は、西院で篆刻の勉強。 お昼にはいつもの楽しみ。昼飲みランチ。 この日は特に楽しみ。なかなか予約がとれない「喜鳥(こちょう)」さんの予約がとれた。 最近できたお店だ。 店頭はごく普通の民家風。 良い感じ。 中は4席だけの予約オンリーの店。 ドキドキするなあ。 あじあん ここのランチメニューはコース料理だけ。3種類だ。 メニュー 青龍 2000円 朱雀 3000円 麒麟 4000円 今回は朱雀 […]