久しぶりの四文字遊び。井蛙之見(せいあのけん)。
井蛙之見(せいあのけん)。 誰でもそうやけど、本を読んでてはたと思い当たる時がある。 ああ、あの時わしらもそうやった。それで、昔の思い出が奔流のように蘇って懐かしい。 そんな引き金が埋まっている本に行き当たるととても楽しい。 わしの場合は、増山実という人の「あの夏のクライフ同盟」という本であった。 舞台はおなじ北九州。わしらの学生時代は北九州市であった。 新聞、テレビなしの世間知らず。漫画や麻雀、 […]
井蛙之見(せいあのけん)。 誰でもそうやけど、本を読んでてはたと思い当たる時がある。 ああ、あの時わしらもそうやった。それで、昔の思い出が奔流のように蘇って懐かしい。 そんな引き金が埋まっている本に行き当たるととても楽しい。 わしの場合は、増山実という人の「あの夏のクライフ同盟」という本であった。 舞台はおなじ北九州。わしらの学生時代は北九州市であった。 新聞、テレビなしの世間知らず。漫画や麻雀、 […]
後生大事(ごしょうだいじ)。 靴や下駄は使えばちびる。 できれば、擦り切れてなくなるくらいまで使いたいもんだ。 という変なこだわりがある。 ある時、中国で4ヶ月ほど暮らすという機会があった。詳しい話は省略するけど、絵の勉強のために、爺さんになってから学生暮らしをしたのだ。何もかも珍しい楽しくてしょうがないという日々だった。 どこへいくのも、基本は歩いて土地を覚える、そういう気持ちだった。1日2万歩 […]
以卵投石(いらんとうせき) 歳をとると、いままで普通にできてたことができなくなって愕然とすることがある。 たとえば、ある時、友人たちと旅をしていた。 田舎の安ホテル。民宿的な。つまり、エレベータも何もないようなとこだった。 たまたま、インバウンドの団体さんと一緒になった。 陽気な人たちで晩御飯のときもずっと盛り上がってはる。廊下ですれ違ってもきちんと挨拶してくれる。気持ちが良い。 出発の朝。 廊下 […]
一撃必殺(いちげきひっさつ)。 さて、若者が立ち上がった。 ピアノの前に座る。古ぼけたアップライトのピアノ。 ピアノだけ。第一撃。 その場の全員、いきなり心を掴まれた。凄まじい。 素晴らしい。衝撃的。 ジャズ。スタンダードでもなんでもない。 完全なオリジナル。ビパップとか、ノリノリとか、そんな生ぬるいやつではない。 強いタッチで、美しい音色で、高く、低く。繊細に、抒情的に。 ええですなあ。 失礼な […]
読書三余(どくしょさんよ)。 本を読むのは好きなのでよく読んでいる。 現役時代は仕事が忙しかった。朝早く家を出て、深夜遅く帰ってくる。わけもわからず必死だった。それでも本は読みたいと思ってたし、読んでいた。 本を読む時間を捻出するのに三つの方法があるという。 冬の余。一年で農作業などで忙しくない季節を利用する。 夜の余。一日で仕事が終わった夜を利用する。 雨の余。突然の雨で仕事ができなくなった時間 […]