最近読んだ本、「立ち上がる時 上、下」

  • 2026年10月26日
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本

「立ち上がる時 上、下」

メリッサ・ダ・コスタ 著。

失われた脚と尊厳。それでも人間は立ち上がれるのか?

この作家の前作、「空、はてしない青」は衝撃的なテーマで内容も強烈、夢中で読んだ。

この作品も開幕早々いきなり心を鷲掴みされて、その緊張感のまま一気に読んでしまった。

筆の力ってすごいですなあ。

フランソワ・ルヴィエは今売出し中の舞台俳優。

エレオノール、レオは彼の恋人。フランソワは妻のイザベルと別れようとしている。

二人が住む家も決めた。あとは、引っ越すだけだ。

その日は目の前。

そして、事件が起きた。フランソワが、自転車で走り去ったかれが、バスに轢かれた。

重症だ。立てない、動けない、脊椎が損傷している。

絶望の寝たきり暮らしが始まる。

どうする? レオ。

レオはあきらめない。やっと二人になれる、この日を待っていたのに。

彼は私が支える。何があっても。

お金がない。仕事がない。それでも絶対・・・

こういう危機を切り抜けるのは、絶対イザベルの方がちゃんとできるはず・・

それでも絶対。

アントワーヌとカミーユが頼り。彼らの支えがなければすぐにも壊れてしまいそう。

フランソワは、絶望の床にいる。

私の体はどこまで、動くようになるのか。立てるようになるのか。

到底受け入れられない。

同室のライアンが心の支えに。ぶっきらぼうで厳しい言葉が飛ぶけど、それがありがたくもある。救いでもある。

いよいよ、引っ越しの日がきた。

もう後戻りできない。レオの覚悟は・・・・

フランソワの心は不安定。体は治癒していっても・・・ 

家に帰る日は? しかも、レオとの新居に帰る日は? 

そして、二人だけの暮らしは・・・

困難を極める? 何とかなるのか? 希望はあるのか? 

愛だけで耐えられるのか?

田舎の日々。

パン屋暮らし。

新たな夢が・・・

そして、何かが・・・・

命の・・・

ええですなあ。

やっぱりフランスの人の、文学や演劇をやる人の、心の中にはモーパッサンが棲んでいるんですなあ。知らんけど。

古典を読もう。

そして、最後は・・・

感動ですなあ。

わしの勝手なお勧め度。

星五つ。

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