「イノセンス」
誉田哲也 著。
夢から逃げた男と、夢を追いかける女
オフビート(オンビート) アップビート(ダウンビート) バックビート
拍でいうとサザンは1と3 レイ・チャールズは2と4
なるほど、なるほど、サビやらノリやら、素人のわしにはようわからんけど、説明があると納得ですなあ。理屈がわかってることが大事なのだ。
立石梨紅バンド、梨紅(りく)ちゃんは幸運だった。
音楽系と間違えた新人オーディションでクラタオフィスの社長に拾われた。
そこからは順調にわずか13ヶ月でミュージシャンデビュー。
しかし、なんだか行き詰まってるいる。
これぞという曲が作れない。
いつまでたってもサード・アルバムができない。
あるとき、ある曲を聞いた。
イノセンスってバンド、伊丹孔善。
私もこんなふうに、自由になりたい。
今は引退して、何処かに消えた?
この人の音楽が気になる。会ってみたい。いや会わなければならない。
何としても。
探す。
しかし、見つからない。
とても面白い。ロード・ムービー?が始まる?
山形の酒田のラーメン屋。ワンタンが有名?
そこで写った写真が・・・・?
幻のギタリストに会えるのか?
いったい田舎暮らしに何があるのか?
軽トラと犬?
ロックミュージックは?
梨紅は何を見つけるのか?
サード・アルバムは?
とても面白い。とても分かり易い。
起伏があまり大きくなくて、あまりドラマチックでもなくて、
爺さんはあんまりハラハラせんと読んでいける。
そういう本でありました。
さて、曲探しの旅はどうなったか?

わしの勝手なお勧め度。
星四つ。
「光と糸」
ハン・ガン 著。
世界は、なぜこれほど暴力的で、同時に、なぜこれほど美しいのか?
過去が現在を助けることはできるか?
死者が生者を救うことはできるのか?
静謐で内省的、淡々と暮らしのことや日常のことを書いてはる。
植物のありよう。光と植物。
庭の草花。
そんな中で、光州事件を描いた話や、済州島四・三事件を描いた作家の目がキラリ?
かどうかは、わしは読んでないんでわからん。
ただ、日本的な侘び寂びや、「もののあわれ」的な感情の動きが感じられるようなことはなかったと思う。
全く違う感性の世界にいてはるみたい。
わしのような感受性の低い爺さんには波長が合わせにくいんかもしれん。

わしの勝手なお勧め度。
星三つ半。
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