最近読んだ本、「地の底の記憶」、「百十三代目の司書見習い」。

  • 2026年7月17日
  • 2人

「地の底の記憶」

畠山丑雄 著

「洞窟、地底湖、ラピスラズリ。昭和の兵隊が残した鉱石ラジオ。」

日本海側の平野を流れる宇津茂川を遡った山中に村がある。

少年たち。小学生。

竹本、井内、晴男、川に飛び込む。

井内は小学校6年生の女子として肉付きがかなり悪い。

つぎは壊れた水車小屋まで。

怪物がいるらしい。もっぱらの噂。

そして、本当に居た。

毛むくじゃらの男? カーテンのすきまから女の人の影が見えた。

さて、これから、何が起こるのか。

とても面白い。

いかにも、よくある話のように、淡々と、さりげなく、

じわじわと、日常から非日常的な畠山ワールドに惹き寄せられていく。

時空を越えて。

エエですなあ。

ラピスラズリのかけらを貰った。

綺麗な青い石。宝石のような。何故?

ラピスラズリはこの地では採れない。では、何故、そこにあったのか?

この地には大いなる謎がありそう。

第一次大戦後に、宇津茂川河口近くに送信所なるものが出来たらしい。

国家の施設、軍の施設、謎めいた?

大きな塔があった。電波塔?

そして、もうひとつ。この地に、宇津茂平療養所なるものがあった。

米田癲狂院といわれ、精神を病んだ人たちを治療する施設のようであった。

1920年ころ、入院したのはシベリア帰りの帰還兵。

電波の影響が? 患者が逃げ出すことがあった。

あの森の奥には怪物が出る。

前頭葉手術があったらしい。頭の中が空っぽになる?

なんだか、怪しげな話が時空を越えて蘇ってくる。

病院で施された漢方医療?

マシュという飲料。ベニテングタケの幻覚症状。

それがソーマ酒に。調合法は秘密だ。

強精、高揚、酩酊、幻覚 えもいわれぬ多幸感。

とても怪しい。

ドミートリー・ウォロンツォーフとは?その日本人妻、清子とは。

一体何があった?

ラピス・ラズリを採る代わりにマシュを捧げるのだ。

どこでとれる?

地底湖?

水車小屋の人形の秘密とは?

ますます、謎が深まる。

とても面白い。

鉱石ラジオから、何が聞こえる? 地底湖のやつらの声が?

ええですなあ。

わしの勝手なお勧め度。

星四つ半。

「百十三代目の司書見習い」

スチュアート・ウィルソン 著

この図書館、一筋縄ではいかない!

本の帯の紹介文。

出勤初日に師匠が亡くなり、

いきなり見習いから司書に昇格!?

利用者は押しかけるし、

図書館の本はとんでもない秘密を抱えているし……

助けてくれるのは謎の少女と猫たちだけ。

見習い司書の奮闘を描く図書館ファンタジイ

本のカバーの見返しにはこんな紹介。

13歳になった子どもがどの職業の見習いになるかが決まる〈召命(しょうめい)〉の日。オリバーを採用したのは図書館の司書だという偏屈そうな老人だった。ところが翌朝出勤すると、師匠になるはずの老司書が発作を起こして死んでしまった。利用者たちは押しかけるし、図書館の本はとんでもない秘密を抱えているし……右も左もわからず途方に暮れるオリバーを助けてくれたのは、謎の少女と何匹もの猫だった。

見習い司書の奮闘を描く図書館ファンタジイ。

全くこんな感じ。

とても軽くて分かり易い。

すぐに読めてしまう。

わしの勝手なお勧め度。

星三つ。

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