最近読んだ本、「踊りつかれて」、「エディシオン・クリティーク」。

  • 2026年5月10日
  • 15人

「踊りつかれて」。

塩田武士 著。

明日にはお前たちの人生はめちゃめちゃになっている。

:::本文より。

宣戦布告。

匿名性で武装した卑怯者ども

天童ショージ。高いとこから飛び降りて死んだよ。

もう一人は奥田美月。

二人とも週刊誌とお前らに抹殺されてしまったよ。

これから重罪認定した83人の氏名、年齢、住所、会社、学校、判明した個人情報のすべてを公開していく。

明日にはお前たちの人生はめちゃめちゃになっている。

:::

強烈ですなあ。

一気に心掴まれる。

「踊りつかれて」というブログタイトルで書かれた。筆者は「枯葉」。

その通り。

世の中は大パニックになっている。

心当たりのある人たちは、心臓が凍りついた。

わたしの人生はどうなるの?

ちょっとしたいたずらのつもりやったのに。

いつの間にか度が過ぎた?

とても、面白い。

これからどうなる。ハラハラドキドキ。

そして、筆者が訴えられた。

告訴人は、藤島一幸。

山城法律事務所の久代奏が弁護を担当する。

依頼人、瀬尾政夫の指名だ。

奏は、事件の背景を調べ始める。

一体なにが彼をここまで追い立てたのか。

彼が抱えてしまった、心の闇とは・・・許せない・・・それだけは・・・

瀬尾は業界に名前を知られた、音楽プロデューサーであった。

天童ショージのデビューから頂点まで。彼がどう関わったのか・・・

天童の過去を追う。何故、天童は死ななければならなかったのか。

とても、面白い。

天童と瀬尾を終えば、奥田美月が浮かんでくる。

美月と瀬尾に何があったのか、そして、美月の絶頂の時に起きたことは?

いつのまにか、瀬尾を応援してしまってるのに気がついた。

理不尽なSNSを流した奴らをやっつけてしまえ・・・

負けるな、頑張れ・・・

こんなことって、いろんな形で現実にも起きている。

そういう時代だ。気をつけようがない。

恐ろしい。

AIが絡んだらもっと恐ろしいことにならへんやろか。

怖い世の中ですわ。

わしの勝手なお勧め度。

星四つ半。

「エディシオン・クリティーク」

高田大介 著。

襖の裏紙に書きつけられた、奇妙な「天狗のお告げ」。

嵯峨野修理とは、何者か?

天才的文献学者?

浮世離れのディレッタント?

編集者の岩槻真理の元夫。

真理は、別れたはずの夫の家、嵯峨野家に何故か入り浸り。元、姑の妙さんととても仲が良い。

なんでそうなったか?

ハチャメチャ的な、物語が始まる。

とても楽しい謎解き物語。

殺人事件でもなければ、誘拐や強盗でもない。

言葉のナゾナゾである。

襖の下張りの切れ端の、わけわからん言葉を解きほぐしていくうちに歴史が見えてきた。

猿橋の不思議。

古代ギリシャ語の辞典。挟み込まれた紙切れが意味するものは。

顔ばかりでなく罪も洗い清めよ。

奇書とはなにか。

とてつもなく膨大で、全く意味をなさない本とは。

なんだか不思議な、ミステリーゾーン。

わしの勝手なお勧め度。

星三つ。

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