「ふたりの歌川 広重と国芳、そしてお栄」
竹内涼 著。
「画に魅入られた絵師たち。」
幕末の動乱前夜。
江戸で活躍する絵師、天才、北斎を目指して修行に励む若者たち。
とてもおもしろい。
安藤徳太郎。
江戸の定火消同心安藤源右衛門の息子。火消同心の修行中。しかし、絵が好きだ。金があれば、自由があれば、機会があれば、絵師に絵を習いたい。今は父の絵を真似る日々。厳しい爺さんがいる。父も扇絵の内職はするものの貧乏武士から抜け出せなかった。
父は扇絵の内職で足掻いてる。
江戸の町は火事が多い。火消しの仕事は命懸けだ。しかし、絵を描きたい。
母の口添えでやっと上役の息子と絵を勉強する許しが出た
孫三郎。
染物屋の息子。暇さえあれば絵を描いている。ある時、弟子入りを願って北斎に会いに行く。馬琴のところにいた。しかし、簡単に追い返された。
葛飾北斎の娘、お栄。
絵描きの雑用に振り回されながら、絵に魅入られ始めてる。
ある時、北斎の手本がお栄から借りられた。
3人の繋がりが・・・ 切磋琢磨できるか・・・
しかし・・・それは続かない・・・
徳太郎は、とうとう正式に後を継いだ。絵はどうなる?
孫三郎は豊国に弟子にしてもらえた。
腕は認められたが、兄弟子たちに馴染めない。
お栄は父の手伝いばかりの日々・・・
自分の絵はどうなる?
3人の誰が抜け出すか?
孫三郎が国芳に? 水滸伝の英雄たち・・・
奇想天外! 奇々怪界! パワー全開! 誰の目も釘付けに・・・
とうとうやったか・・・
徳太郎は妻が命をかけて世に送り出したか?
名所の絵から・・・旅の絵に開眼?
安藤広重として・・・東海道・・
繊細で静謐・・・心を打つ絵が・・・
そしてお栄。
父の名の陰で・・・ 世に知られず・・・ しかし、誰もが知ってる・・
あれは、お栄の絵だ・・・
とても面白い。
江戸の街を駆け抜ける絵師たち・・・
がんばれ!
わしの勝手なお勧め度。
星四つ半。
「酒亭 DARKNESS」
恩田陸 著
「居酒屋ホラー、もっと怖い話はないの?」
1、後継の条件
ある人気居酒屋。カウンターの端のある席。16時から30分に・・・
3代目を継ぐ条件とは?
2.夜のお告げ
商店街の1階から2階へ。ハモニカ横丁。
近寄るなと何かが叫ぶ。
来ちゃいけないと何かが叫ぶ。
看板の名前の意味は?
3.昭和94年の横丁
どうぞ、お葉書にて奮ってご応募ください。応募締め切りは昭和九十四年六月末日、消印有効です。
4.風を除ける
石敢頭 鈴が鳴ったら風を除けてどっかに隠れてなさい
5.黒の欠片
珈琲は黒いから好かれる?
などなど・・・
6.曇天の店
7.三味線の音
面白いけどねえ。
酒飲み話のネタにはええかも。
わしの勝手なお勧め度。
星三つ半
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