最近読んだ本、「リスボンのブック・スパイ」、「記憶の対位法」。

  • 2025年8月13日
  • 13人

「リスボンのブック・スパイ」

アラン・フラド 著。

あじあん

「第二次大戦下のヨーロッパで敵国の書物を収集せよ」

マリア・アルヴェスはニューヨーク公共図書館のマイクロフィルム部で働いている。
ある日、同僚ロイがIDCに応募したら選ばれたという。
私も行きたい。いや、私こそがやるべき仕事。
組織に猛アタック。しかし、アイヴィーリーグの学位のある候補者だけが対象であると冷たく断られた。これで挫けるわけにはいかない。なんとか良い方法はないか。
彼女が考えた凄まじい作戦とは?
果たして成功するのか?
先発したロイとバネラー。マリアは遅れてリスボンへ。
そして、大事件が。ヤンキークリッパーはどうなった?
瀕死の重傷から立ち直れるのか。
とても面白い。
スピードと緊張感。アクションも・・ わかりやすくて楽しい。
リスボン歴史地区に本屋がある。ヴァラリア・ソアレス。ヨーロッパの出版物を集めるにはうってつけの店だ。
店長ディアゴと老店員ローザには秘密がある。
当時のポルトガルは中立国? のはず。
彼らは、ナチから逃れる人たちの手助けを?
偽造パスポート、偽造書類。脱出の手配?
そして彼らは様々な事件に巻き込まれていく。
派手な銃撃やカーチェイスみたいなのはないけど、知恵と勇気が必要だ。
2重スパイに?
とても面白い。
ギリギリのワクワクが楽しめる。
さて、マリアの運命は。
囚われのディアゴは?

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ半。

「記憶の対位法」

高田大介 著

あじあん

「祖父が遺したのは 大量の古書と、二十あまりの黒檀の小箱」

フランス中部、リモージュの街。
ジャンゴ・レノールトは事件記者だ。
ある日、亡き祖父の遺品整理を頼まれるはめになり、その家を訪れる。
見知らぬ祖父。対戦中は対独協力者?(コラボ)何故?
祖父が隠れ住んだ家。古ぼけた小屋のような家。
夥しい本がある。ノートが?
何か、彼の足跡が見つかるのか?
奇妙なものが見つかった。
小さな紫檀の箱。空っぽ? たくさんある。どれも空?
いや、小さな紙切れが・・ ミシン目が・・・
何を意味する?
姪のゾエが興味を抱いた。 楽譜らしい?
祖父は何を?
対位法とは?
面白いようで面白くない。
なんだか、面白いはずの舞台装置に没入できない。
読むほどに消化不良がたまっていく。

歴史は対位法?
定旋律 は 「裏切り者』? 3人の?
記憶にも対位法?
紫檀の箱 奇妙な紙切れ ミシン目?
イスラム・・・
コラボとは・・・
コラボでないことの証明なんて

わしの年老いた感性ではちょっと未消化。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星三つ。

あじあん

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