グラフィックイコライザキットを作った話。それより聴力の劣化に愕然。

フラフィックイコライザキットを作った。

ある日、ネットを見ていたら、グラフィックイコライザの話であった。
わしは、オーディオは音域の調整なんかせんと聞くもんやとばっかり思ってた。
ちゃんとしたアンプやスピーカーであるならば、ちゃんとした狙い通りにつくられているはず。
それを調整して聞くなんて邪道ではないか。
そんな風に思い込んでた。
しかし、音は、音の大きさや環境の状態によって様々に変化するんで、いろいろと調整しながら聞くのは当たり前、何の問題もない。
感性にしたがってどんどんやったらええというような話であった。
なるほどそうか。
ちょっと興味あるんでやってみたい。
グラフィックイコライザが欲しい。今更高額な投資はしたくない。

あじあん

キット購入。

ネット見てたら、ラックスのキットがあった。
しかも安くなってる。
こういうので試してみよう。さっそくポチリ。

 

あじあん

さっそく組み立ててみる。

半田付は必要なし。ドライバーがあれば誰でもできる。

簡単明瞭。
すぐにできた。

では接続。

あじあん

さっそく使ってみる。

わしのアンプは何十年も使ってる古いタイプのやつだ。
それが幸いした。
テープレコーダー全盛期のころのやつ。
テープ録音が便利な設定がある。録音用の出力と、テープ機からの入力が切り替えできるようになってる。
つまり、CDやレコードの音をそのまま流すか、テープ機を通った音を流すか、切り替えできるのだ。
ここにフォノイコライザを繋いだら、フォノイコ有り、無しの切り替えがすぐにできて、違いを確認できる。

なるほど、昔の機械はとても便利。
今は、テープを使う人はほとんどいてないんで必要ないのだ。
で、さっそく聴き比べてみる。
あんまり違いがわからへん。
ケーブルを変えたときの方が違いがあったんとちゃうやろか。
ちょっと気になったんで測ってみることにした。
スマホで測定。
今はとても便利な時代だ。
スマホのアプリで音の出具合を測定できる。
サイン波のスイープ音源やホワイトノイズ、ピンクノイズなど、CDの音源をオーディオで流したら、それを測定して、周波数とレベルをスペクトラムアナライザーぽく表示してくれるのだ。
精度はしらんけど、それらしく出てくる。
このカーブを参考にフォノイコを調整したらええやんか。
しかし、測定しながら気がついた。

あじあん

わしの聴力ってどうよ?

測定上は値が出てるのに、明らかに高音部が聞こえてへん。
おおむね、5、6kHzあたりから上は全然聞こえへん気がする。
可聴域が大幅に狭まってる。
可聴域内でも感度にブレがありそう。
これやったら、グライコで音の調整をしてもわからへんのかもしれん。
なんと恐ろしい。聴こえてないのだ。
同世代の友人の何人かはすでに補聴器をつけてるというのを考えたら、
まだ幸せな方かもしれん。
最近、我が家のオーディオってなかなかええ音でなってるやんかって
随分満足したりしてたけど、それで、もっとええ音にならんかといろいろやってみたり
してたけど、
それって、ただ可聴域が狭くなって、その安直な範囲だけええ音やったということなのだ。
もうこれからは、オーディオに凝るようなことがあってはならんと厳しく己を戒めよう。
いやはや、歳はとりたくないもんだ。
グラフィックイコライザーあえなく撃沈。

あじあん

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