胃ガンの手術から五年たった。
ある日、突然、胃ガンを宣告されて、めちゃショックであった。
ステージ2で、内視鏡では無理、腹腔鏡でというヤツだった。
それなりに結構キツイ手術であったけど、転移もなく再発もなく、無事5年目が経とうとしていた。
胃が1/3になってしまったんで、消化力は極端に落ちている。
簡単に言えば、一回の食事量がほぼ半分になってる。
食間に腹が減って、おやつを食べる。
こんな暮らし。
さすがに体重が落ちる。20kgくらいは減った感じ。
ちょっとキツいダイエットに成功したという感じである。
それで、なんだかんだと無事に5年すぎた。
5年目の検診。
手術した病院では、5年まで半年に一回検診して、一応ケアしてくれるみたい。
その5年目の検診の時がきた。検診の前に胃カメラの検査を、元のクリニックにやってこいということで受けにいった。
いつものように、無事終了と、おもったら、あにはからんや。
ポリープがあります。
ポリープ自体はよくある話だそうで、ほっておいてもよさそうやけど、アンタのはちと大きい。
と言う。
念のために組織検査するけど、手術しようってことになるかもしれんって言われた。
結果、また、胃カメラとかあった上に、手術と決まった。
入院の日。
今日がその日だ。
内視鏡の手術って、胃カメラ感覚で、ポチッとつまむだけって思ってたけど、そうでもないみたい。
なんせ、1週間も入院せなならん。めんどくさい。
意外と大変なんかもしれん。
不安半分で病人につく。
慣れない手続きが(慣れたくないけど)、ごちゃごちゃとあった、病室へ。
入院の人、退院の人、入れ替わりでてんやわんやしてはる。
毎日こうらしい。
そさくさと病室に入る。
早速暇である。
本でも読むか。
さっそく昼飯の時間。
飯は楽しい。美味しそう。さあ食うぞ。
箸がない。
あんまり説明詳しく読んでなかったけど、多分、自分で用意せんとあかんのやったんやろ。
さっそく、コンビニに行って買ってくる。
まだ、手術してへんから元気いっぱいだ。
急いで、箸やらコップやらを買ってくる。これでもう大丈夫。
美味しくいただく。
因みに結構うまい。
量が多い。これが普通の人の標準1食分か。
さて、また暇な時間が始まる。
本でも読むか。
相部屋にいる。
部屋の選択で、ほとんど何も考えずに相部屋を選択。安いし、問題もない。
と思う。
隣の人は、明日退院らしい。看護師さんとかといろいろ喋ってはるんで聞かんでもよくわかる。
なんだか、文句が多い、感じの人。
なんかする時、さかんに、ヨイショとか、、はーとか、ドッコイとか、ウーとか、
独り言やら、掛け声が入る。
老人によくあるやつだ。
わしも咳が出た。乾燥してるのか、痰がつまったようなんが気になって、エヘン、エヘンとやってる。
ちょっと長く続いたら、となりの人が、うるさいなあって独り言を言うてはる。
ちょっと、びっくり。
あんたの方がうるわいわって思う。
あしたは手術なんで、わしは結構ナーバスになってる。
テレビは、普段からあんまり見てへんのでその気にならへん。
しかし、こないだ準備したトランスミッターをつないで、無線のイヤホンにつながるかどうか試してみる。
みごと、ばっちり繋がった。
耳にイヤホンをはさんだまま、そのへんうろうろしても大丈夫。手洗いしたり、トイレにいっても聞こえてる。なかなか便利だ。
スマホで音楽聴いたり、ラジコを聴いたりも、すぐに切り替えできる。
ちょっと快適。
まあ、基本は本を読む。
入院生活が始まった。
さて、どうなるやら。
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