最近読んだ本、「黄色い家」、「黒人小屋通り」。

  • 2024年12月6日
  • 12人

「黄色い家」

川上未映子 著

あじあん

黄色い部屋に集うものたち。黄色は幸運の色? 狂気の色? そして・・

とても、面白い。出し子、受け子・・なんちゃら。ブラックなんちゃら・・・。闇なんちゃら・・・。
これは、無知ゆえの闇なのか。貧乏ゆえの無知なのか。
いったいどこまで。なぜ、そこまで。
哀しいけど、もしかして希望があるのか。
ある日、ネット記事を見てたら、吉川黄美子が出てきた。まさか、あの人か。
20年の歳月を一気に遡る。
あの時、何があった。
あの後、何があった。
貧しさと惨めさから救われた日々。
スナック、「レモン」の日々。
わしたちには希望と未来があった。そう思っただけ?
そして。
水安映
ヴィヴィアン
誰かが必ず助けてくれる。
そう思っただけ? 本当は自分のためにだけ? 誰もが必死だった?
しのぎは?
そして、誰もいなくなった?
そうなのか?
若気の至り? 黒歴史? もう終わったこと?
切ない。やりきれない。
いったいどうすればよかったの?
ぐんぐん引き込まれていく。
頑張れ、花。
蘭は?
桃子は?
とても良い。
どんどん先に進む。
とうとう読み終わった。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ半。

「黒人小屋通り」

ジョゼフ・ゾベル 著

 

あじあん

カリブ海に浮かぶ夢の島?地上の楽園?

ラフカディオ・ハーンも日本に来る前に居たという島。
フランス領? フランス文化? フランス語を話す人たち?
しかし、黒人たちの暮らしは・・・
奴隷制度から解放はされたものの・・・
サトウキビ畑の労働から逃れる日は来るのか。
学校に行けば。上の学校にいけば。そして・・・
黒人小屋通りの暮らしから抜け出せるのか・・・
ムラートとは。黒人以上、白人未満?
神と聖霊と土と闇の世界から、見えたものは?
不条理だけ?
哀しい話が淡々と続く。いつか希望があるはず。
頑張ればきっと。

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星三つ半。

あじあん

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