目次
「黄色い家」
川上未映子 著
黄色い部屋に集うものたち。黄色は幸運の色? 狂気の色? そして・・
とても、面白い。出し子、受け子・・なんちゃら。ブラックなんちゃら・・・。闇なんちゃら・・・。
これは、無知ゆえの闇なのか。貧乏ゆえの無知なのか。
いったいどこまで。なぜ、そこまで。
哀しいけど、もしかして希望があるのか。
ある日、ネット記事を見てたら、吉川黄美子が出てきた。まさか、あの人か。
20年の歳月を一気に遡る。
あの時、何があった。
あの後、何があった。
貧しさと惨めさから救われた日々。
スナック、「レモン」の日々。
わしたちには希望と未来があった。そう思っただけ?
そして。
水安映
ヴィヴィアン
誰かが必ず助けてくれる。
そう思っただけ? 本当は自分のためにだけ? 誰もが必死だった?
しのぎは?
そして、誰もいなくなった?
そうなのか?
若気の至り? 黒歴史? もう終わったこと?
切ない。やりきれない。
いったいどうすればよかったの?
ぐんぐん引き込まれていく。
頑張れ、花。
蘭は?
桃子は?
とても良い。
どんどん先に進む。
とうとう読み終わった。
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わしの勝手なおすすめ度。
星四つ半。
「黒人小屋通り」
ジョゼフ・ゾベル 著
カリブ海に浮かぶ夢の島?地上の楽園?
ラフカディオ・ハーンも日本に来る前に居たという島。
フランス領? フランス文化? フランス語を話す人たち?
しかし、黒人たちの暮らしは・・・
奴隷制度から解放はされたものの・・・
サトウキビ畑の労働から逃れる日は来るのか。
学校に行けば。上の学校にいけば。そして・・・
黒人小屋通りの暮らしから抜け出せるのか・・・
ムラートとは。黒人以上、白人未満?
神と聖霊と土と闇の世界から、見えたものは?
不条理だけ?
哀しい話が淡々と続く。いつか希望があるはず。
頑張ればきっと。
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わしの勝手なおすすめ度。
星三つ半。
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