久しぶりに出展。
十年以上前まで、京都在住の中国人水墨画家に絵を習っていた。その画塾では毎年グループ展をやっている。
老師や画塾仲間とはずっと交流はあるんでいつも誘われてたけどお断りしてきた。
せっかく違う道を目指したんやから、やっぱり自分の個展を中心にやって行きたいという気持ちがつよい。
しかし、今回、「法然院」の講堂ギャラリーでやると聞いて、チラッと心が動いた。
ずっと前に誰かの個展を見に行ったとき、とても良い感じやった。
折角やからちっちゃいのを出させていただこうか。
個展やないんで楽やね。出すだけ。
てなことで法然院へ見に行ってみる。
暑い日だった。
ここに来るまで息も絶え絶え、やっと山門のところに辿り着いた。
ちょいと曲がったら山門が見える。
真っ直ぐ登ったところでなくて、ちょい曲げるところがいい感じ。
改めて、この門をじっくり見れるようになってる。
ええですなあ。紅葉の秋がもっと良い。
雪が積もる頃は最高。
門を入ると石庭がある。禅の心。
この右手に講堂ギャラリーがある。
わりとこぢんまり。
おや、入り口正面にわしの作品が。
もっと隅っこでよかったのに。
他の皆さんの絵はほとんどが半切だ。掛け軸がずらりとならんでる。
先生のがやたら多いけど、画塾生の作品が少ないのは寂しいな。
塾生が減ってる。哀しい。
みなさん、超正統派の水墨画だ。
南宋画→南画の流れの正統的なやつを教えてはる。
古臭いというてしもたらそれまでやけど、伝統的、本来的といえばこれなのだ。
写真撮ってなかったなあ。
改めてわしの作品、ご紹介。
わしは、すでに別方向に走ってしまってる。
へそまがりが止まらへん。
額も、今回は使わんかった。
板に布を貼って、表面にプラスチック板を貼っただけのやつだ。
さて、どうなんやろね?
それにしてもこの法然院というお寺は良い場所にある。
所謂哲学の道の途上にあるんで、今や外人観光客が溢れている。
次から次へと外人さんが見に来てくれはる。
水墨のココロをわかってくれたら嬉しい。
庭に出たら、京都の街が一望できる。
お庭もすばらしい。
これで秋やったら。
あるいは冬やったら。
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