最近読んだ本、「インヴェンション・オブ・サウンド」、「神坐す山の物語」。

  • 2024年9月8日
  • 8人

「インヴェンション・オブ・サウンド」。

チャック・パラニューク 著。

あじあん

「まるで本物以上の悲鳴、絶叫!どうしてこんな音が作れるのか」

なるほど、こんな世界があるのか。

一声聞いただけで、誰もがフリーズしてしまう。

この世のものとは思えない、なぜそんな音がつくれるのか。

:::何度も刺されるならナイフの出ていく音もするはずだ

肉から抜かれる音 続いて血液が溢れだす音。あるいは傷の内側から空気が噴き出す音・・

ことはそう単純ではない:::

誰がこんな音を。

ミッツィ・アイヴズ、彼女のスタジオにはありとあらゆるマイクが揃っている。

ショットガンマイク シェアーボーカル用マイク SM57 スープカンマイク・・・

そして、クスリと酒が・・・・

オーディションでやってきた女優志願の女・・・

そして何が起こるのか・・・・

何が起きたのか・・・・

こんな音はライセンスだけで金になる。

一方、幼い頃、誘拐された娘を諦めきれない男がいる。

フォスター。

捜査は打ち切られた。生きてるはずがない。もうあきらめろ。

今ならこれくらいの年恰好、そんな女性がお金で娘の代わりを?

サポートグループもいる?

本当に効果があるのか?

彼は、小児虐待の変質者を探る。ダークウェブを巡る。

「助けて、パパ助けて やめて 助けて・・・」

もしかしたら・・・ きっと・・・

絶対娘は生きている。

小児虐待者を探れ、きっと手がかりがある。

アイヴズ・フォーリー・アーツ社が生み出したものは?

会場での人々の叫びが、強烈な波動となって、建物を破壊することなんて・・・

ありうるのか・・・

とても面白い。

非日常の世界が溢れ出す。

とても興味深い。

アルコール漬け、クスリ漬けのミッツィは何を創ろうとしているのか?

あるものを見つけたフォスターは銃を手に入れた。

ある決意が。

そして・・・

女優の作戦は?

とても面白い。ワクワクドキドキだ。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星五つ。

「神坐す山の物語」。

浅田次郎 著。

あじあん

「神坐す山で起きた不思議とは?」

御嶽山で起こったできごと・・

・神上がりましし伯父

突然伯父が来た。おかしい。そのあと死亡の知らせがきた。

神上がるとは・・

・兵隊宿

兵隊の訓練の宿に。

ある時、ある砲兵隊、脱落兵をさがしてる。実は・・

・天狗の嫁

カムロ伯母は・・・嵐の日、天狗がきた?

そして、伊勢湾台風の日に・・・

・聖

ある日、山伏がやってきた。修行をさせてほしい。

いくら修行してもできないものはできない。

懺悔懺悔、六根清浄

・見知らぬ少年

鈴木かしこという名前の少年が現れた。

肝試し 古い軍歌 葬列を見る それが・・

・宵宮の客

突然の参詣客 一夜の宿 一人か 二人目が見える祖父と伯母

不思議な物語・・

・天井裏の春子

ちとせがであった母娘 娘は春子仮に 豊川稲荷の満開の枝垂れ桜の下にいたら狐がついた

著者特有のスピリチュアルな世界。ポッポ屋みたいな?

話としては面白いけど、こういう世界を語るのは、わしは、あんまり好きではない。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星三つ。

あじあん

ブログランキングに参加していますよかったらポチンとお願いいたします。

にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村