最近読んだ本、「ミレニアム5」。上、下。

  • 2024年7月22日
  • 27人

「ミレニアム5」 上、下。

ダヴィド・ラーゲルクランツ著

あじあん

「ここで、ドラゴンタトゥーの謎が解き明かされる」

今回は、すべてがリスベット・サランデル。

どこまで、彼女の真実に迫れるのか。

さて、囚われの身となったサランデル。なぜ? 少年を助けたのは彼女ではなかったのか?

しかし、誘拐は誘拐、敢えて戦わなければ拘束されてしまう。

刑務所なんか怖くない。

しかし、そこには毒女がいた。囚人をいじめて楽しんでる女、ベニート。

餌食になっているのがファリアだ。彼女はイスラム社会の犠牲者。女性蔑視の世界で足掻いてるうちに、恋人を殺され自分もここに。しかもベニートに目をつけられた。

理不尽は酷い虐めだ。

サランデルは彼女を助けようと思った。

それには、武器が要る。コンピュータが要る。

狙いは刑務所の所長か?

その間に、恩人ホルゲルが殺された。なぜ。リスベットの双子の妹、カミラが関係してる?

いや、双子であることそのものが関係してるのか。

リスベット・サランデルは犯人を探さねばならない。

彼女たち双子は、なぜにこうまで敵対する?

何かの研究に利用されていたのか?

ミカエルは、ホルゲル殺害の情報を集めている。

そこから見えて来たものがある。不思議な組織 レジストリが行なっていた研究とは。

一方、裕福な家庭で育ち、頭脳明晰、大きなビジネスを動かしているレオ。

美しい恋人も? なぜか満たされない? 何かが欠けている?

一方、貧しい家育ち、虐げられ、あげく、アメリカまで逃避、放浪のジャズギタリスト、ダニエル?

なぜ、ジャンゴラインハルトの曲が彼を捉えて離さないのか?

このあと、2人の人生は・・・・?

さて、リスベットが牢を出る日が来た。

しかし、追手は迫ってきている、痛めつけたベニートの仲間たちは誰と繋がってる?

安全な場所はあるのか?

リズベットの過去が追いかけてくる。ドラゴンタトゥの意味が今解き明かされる?

壮絶な物語・・・

身の毛もよだつ恐ろしい研究・・・?

見えてきたものは?

とても面白い。

ミレニアム4からは新たな作者である。とうぜん、違った世界が広がった。

しかし、違和感は感じさせない。

共に怒り、嘆き、共に戦う、そういう感覚を抱かせる。

時に痛快に。スピード感、ドライブ感がとても嬉しい。

次が楽しみだ。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

あじあん

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