最近読んだ本、「特捜部Q アサドの祈り」、「夜の国のクーパー」。

  • 2021年1月9日
  • 2人

エーズラ・オールセン、「特捜部Q アサドの祈り」。

ジョアンはもうおしまいだ。恋人に振られ、一文無しだ。最後のコーヒーを飲んで
支払う金もない。その時、テレビを見る。
シリア難民が映ってる。アヤナバビーチ(バルセロナの南部)に打ち上げられた老女の死体。
これが、2117番目の死者。
ジョアンに何かがひらめいた。ルポルタージュを書く。これで起死回生なるか?
この件を追う。
実は、老女は殺されていた。写真には怯える女と怪しい男が映っている。彼らの正体は?
彼女はなぜ殺された? 名はリリー?
一方、デンマーク、コペンハーゲンの郊外に住むアレクサンダー。ゲームオタクで引きこもり。
新聞でこのニュースを知る。ゲームのレベルは1970、2117になったら何をしようと
決心したのか?
一方、殺人科の課長ラース・ビャアンが突然死んだ。イェス・ビャアンも後を追うように死んだ。
なぜか? 同僚アサドに関わりが? アサドは元難民?
アサドとリリーと難民とアラブ社会がつながってくる? フセインの闇と関係が?
ジョアンはカメラマンを追う。そのはずがいつの間にか追われてる?
ミュンヘンへ、フランクフルトへ? 謎は深まる。
ジョアンは謎に迫れるのか?
ゲームオタクが引き起こした事は?
アサドの闇は?
事件は次々と起こる。時間がない?
難民、移民、流動するヨーロッパの中であがく人たち。
とても面白い。
ハラハラ、ドキドキだ。
先を読むのが楽しみ。
犯人は捕まるのか?
警察がしかけたワナとは?

坂幸太郎、「夜の国のクーパー」。

目を覚ますと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。
仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すものだから、
驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。
戦争が終わったんだ」猫は摩訶不思議な物語を語り始める―これは猫と戦争、
そして世界の秘密についてのおはなし。
冠人が支配する国にいきなり鉄国の兵士たちが現れた。この国は戦争に負けたのか?
町の人間はどうしたらいいのか?
冠人の息子酸人に従うのか? 彼は信用できない? 鉄国の兵長に媚びるのか?
鉄国との戦争ってそもそも何だったのか?
国は外部からの侵入を壁で防いでるはずだった。そして黒金虫の毒とは?
国ではクーパーの兵士が毎年クーパー退治に募集される。
それは何だったのか?
猫とネズミの物語 食べないという約束ができるか?
ネズミからの提案、一定数のネズミを提供したらどうか?
わたしは誰だ? 小舟に乗り釣りに出た。気がついたら腕を縛られて身動きできない。
なぜ? そしてどうなる?
複眼隊長とは? 光る石とは?
この国の運命は? 猫たちはどうなる?
とてもファンタジー。
とても面白い。

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ありがとうございました。