最近読んだ本、「Q」、「まぼろしを織る」。

  • 2024年4月6日
  • 18人

「Q」

呉勝浩 著。

あじあん

おまえは輝け。太陽が嫉妬するくらい。

とても面白い。

爺さんにはついていかれへんくらい。ネットゲームの時代。SNSの時代。仮想空間の時代。

ハチは町谷亜八。辰岡と組んで清掃作業の毎日だ。

オトコオンナと呼ばれるキツい女ではあるが、執行猶予中の身、「はみ出し」は慎まねばならんのだ。

時々気晴らしに爺さんからもらったアウディをぶっ飛ばす。

ある日、姉のロク(睦深)から連絡がある。

弟のキュウ(侑九)の話だ。

血のつながらない姉と弟とわたし。しかし、ある事がわたしたちを強く結びつけている。

それはいったに何なのか?

絶対に他人に知られてはならない・・・

そして今、キュウが世に出ようとしている。

誰もが一瞬でトリコにされてしまうあのダンス!

彼をプロデュースするという百瀬とは何者なのだ?

しかし、そのキュウが狙われている?

「わたし」たちは全力で排除しないといけない。

前のように・・・・?

もしかして、椎名ダイチが現れた?

むかしのアブナイ写真が・・・・?

キュウの才能はやは本物だった・・・?

映像は、ネットで世界を駆け巡る。

ヒョウガが参画。これで完璧か?

そして、これから何が起こるのか? 世界が変わるのか? SNSでどこまで拡散を続けるのか?

しかし、ヤバイことが起こりつつあるのではないのか?

わたし達の父親って一体何者?

母親は?

そしてキュウに命の危険が?

しかし、プロジェクトQは止まらない。

「EXODUSー産声」・・・「REBORN」・・・・「Over thereー暗夜行路」・・・・

衝撃の結末が。

とても面白い。

 

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

「まぼろしを織る」。

ほしおさなえ 著。

あじあん

何者でもないわたしにも、明日はやってくる。

朝が来る。

とりあえず、生きてる。

父はわたしが5歳のときに突然家を出て行った。 母は私が高校生の時にマンションの階段から落ちて死んだ。

わたしは槐(えんじゅ)。

人生は虚しい。生きる意欲がわかない。

今は叔母の家にやっかいになっている。染織家であった祖母の仕事の後を継いだ人だ。

学習塾に勤めながらその仕事を手伝っている。

そんな日々だ。

もしかして、気がつかない間に、染織りに惹かれているのか?

ある日、いとこの綸(りん)がこの家にやってくることになった。

彼も、心に重いものを抱えているらしい。

大学の帰り、事故にあった。飛び降りに巻き込まれて、下敷きになったのだ。

幸い、軽傷ですんだが、その人は死んだ。

もしかして自殺なのか?

叔母の伊予子さんは私の母の妹。そして綸のお母さんの妹でもある。2人の姉妹は、染織家の祖母の暮らしを嫌って外にでた。

叔母の家の3人の暮らし。

綸は喋らない。心の病か?

しかし、染織には興味を示す。わたしは染織の1日体験ワークショップの仕事を続ける。

だんだんと染織の世界に近づいていく。

忘れられたような、様々な道具が活躍してる。

経糸(たていと) 緒巻き 綜絖 筬(おさ)杼(ひ)千巻き 緯糸

様々な自然の植物が剃れられて、糸の色になる。織物の色になる。

それをどう織るのか。

少しずつ、たてよこの糸を組み合わせながら、世界が出来上がっていく。

祖母の芸術の世界。

伊予子さんの世界。

綸はどんどん入っていく。

そしてある日、事件が起きた。ストーカーが現れた。

本当に? 真の狙いは?

果たして、わたしはどうなるのか?

そして、綸は?

飛び降りた芸術家とは?

とても面白い。

染色の世界。染織りの世界。まったく知らない世界だ。

とても興味がある。

ワクワクする。

ドキドキする。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

あじあん

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