運転免許更新前の高齢者講習に行った話。

今年は免許更新の年だ。

その前に高齢者は、認知機能検査や高齢者講習を受けんとあかんらしい。

そんな手紙がやってきた。

行ってわかったけど、更新も同時にやってる人がいたんで、わしの場合は一度違反があったからかもしれん。

なにはともあれ、予約をせんとあかん。

これにはQRコードはなくて電話予約だ。ナビダイヤルやから有料、いややなあ。

けっこう混んでるみたいなやけど、超満員というほどでもない。1ヶ月先くらいやと、大体希望通りになる。

てなことで当日を迎えた。

予約時間20分前くらいに到着。

普通の免許更新の人たちがあいかわらず長蛇の列だ。しかし、昔の勢いはない。昔は窓口に向かっての十重二十重の行列が懐かしいくらいだ。あの時の緊迫感もなく、だらっと並んではる。

高齢者講習の場所は、正面奥のトイレの前の通路を左に曲がって奥の方。行ったらすぐに担当の方が迎えてくれる。

もう8名ほど待ってはる。後1名来て完了。

あじあん

揃ったら20分ほど早くても始まる。これは効率ええやんか。

それで、いきなり、例の絵を覚えるやつ。

これは、準備万端である。

前回はびっくりして覚えるのに苦労したけど、今回は、事前に丸暗記、ほぼ満点だ。

4×4=16枚の絵は4セットあるみたいなんで、そのセットが順番に出てくる。はず。

昨年末は、セットAだった。今回はセットBだった。

こういう順番でやっていってくれるんやったら、覚えがいがある。

ネットの全部情報がある。思い込みは危険やけど信じるしかない。違えばその場で頑張るしかない。

説明しながら絵を全部見せてくれて、覚える時間はおしまい。

つぎに、全く違う問題がでる。

数字がずらりと並んだ紙がでてきて、指定された3つほどの数字と同じのがあったら、チェックしていくというやつだ。

つい、夢中でやってしまう。

しかし、これは折角覚えたやつを気をちらして忘れさせる敵の作戦らしい。

この時の回答は、採点されないのだそうだ。ネット情報やからほんとかどうかはわからん。

その次にいよいよ、答えをかく時がくる。

最初は、白い紙に覚えてる限りの絵の名前を書く。戦車とか、ステレオとか目とか太鼓とか。

それが終わると、次の紙は、ヒントが書いてある。それに名前を書いていく。

武器は戦車、電気製品はステレオ、体の一部は目、楽器は太鼓とかである。

ひらがらでもカタカナでも、漢字でもOk。

そして最後の紙の問題は、実に簡単。

今日は何年何月何日何曜日?

時間は何時頃?(だいたいこれくらいでいい)

なんでもないようやけどこの紙の採点比率は結構高いらしい。

なんだかんだで慌ただしく終わる。

それで、20分ほど、すぐに採点される。

結果がくる。全員合格だ。これでダメやったらどうなる?

誰もがネット情報で覚えてるわけでないやろに? その場で覚えれるなんてすごいなあ。

あじあん

次は実技講習だ。

右折、左折、信号通過、一旦停止、左右確認、指定速度で走る、いろいろ課題がある。

その間に安全確認や指示器を出す作業も入る。いつもやってることやけど結構緊張する。

途中で段差乗り上げがある。ぐっと吹かして、上がったらすぐ止める。

緊張はするけど、できんと困るわなあ。

一人ずつ順番に交代でやる。3人やと1時間かかる。

わしは最後、やっと終わった。「一応大丈夫ですか?」、「これは講習やから、関係ないよ」、

もし、他の違反してて、高齢者実技検査というやつやったらどうやったんやろ?

自信ないなあ。

あじあん

それで、いよいよ最後、目の検査。

静止視力、動体視力、視野角などなど・・

おのれの老化がよくわかる。これでええんやろか?

てな事で、早い目、早い目に進行して、結局3時間余りかかってしまった。

いやはや。

歳をとるといろいろ、厄介ごとが増えますなあ。

今回は、実技検査がなかった、講習だけですんでよかったけど、試験となるとまた厳しいなあ。運転には自信があっても、試験やとまた違う。

視力も心配。

田舎暮らしで車がないと困る。

老後のくらしも厳しいですなあ。

あじあん

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