最近読んだ本、「フランキスシュタイン ある愛の物語」、「鈍色幻視行」。

  • 2023年12月13日
  • 16人

「フランキスシュタイン ある愛の物語」。

ジャネット・ウインターソン 著。

あじあん

フランケンシュタイン、現在に蘇る? 時空を超えた大騒ぎ。

とても面白い。

1816年の夏、詩人のシェリーとバイロン、バイロンの担当医のポリドリ、メアリー・シェリーと継妹のクレア・クレモント、その頃すでにバイロンの愛人になっていた、はスイスのレマン湖畔にある2軒の家を借りていた。私の母は私を産んだ直後に死んだ。

そして翌朝、物語のアイデアを思いついたと私は皆に告げた。

それが、あのフランケンシュタインの誕生なのか?

そして時空を超えて。現在へ、未来へ。

テネシー州メンフィス、ロボット工学世界規模の展示会、テックエキスポにいる。

ドクター・ライ・シェリー、ミスorミスター?

ロン・ロードが彼女?取材に・・未来のアダルト製品コーナー。

未来のセックスポット。

XXポットと付き合う方法とは?自分で買って所有するか、もう一つはレンタル、貸し出す拠点が必要。

未来のセックスは? これからのセックス産業は?

LGBTのアンドロイド?

一体何か?

そして、未来のシェリーが紡ぐ物語は?

そして、フランケンシュタインは誕生するのか?

誕生したのか?

未来の不老不死とは?

とても面白い。

人とアンドロイドの未来は?

イアン・マキューアン「恋するアダム」。

カズオ・イシグロ「クララとお日さま」。

とてもよかったなあ。

そして、この本。とても面白い。

人かアンドロイドか、アンドロイドかアンドロイドか?

ええですなあ。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度

星四つ。

「鈍色幻視行」。

恩田陸 著。

あじあん

「夜果つるところ」の呪いを、呪われた映画の幻想を追う?

先日、「夜果つるところ」という本を読んだ。

実は、この「鈍色幻視行」に出てくる幻の映画の原作だったという設定であった。

知ってたけど、あっちを先に読んでしまったんで知らんふりして読まんとあかん。

さて、豪華客船の旅が始まる。

海外も巡る外洋クルーズの旅だ。

その旅には、タイトルがある。

呪われた映画、フイルムお蔵入りになってしまった、「夜果つるところ」にまつわる関係者が集まっている。

なぜ、二度も破綻したのか? 何が原因だったのか?

その背後にあったものは何なのか?

原作者について。

脚本家について。

なさんの記憶に残っていることを自由に話し合う。その話を通して真相を知る。

そういう目的であるらしい。

作家、蕗谷梢がインタビュアーである。

同行の夫、雅春、弁護士。実は映画の脚本を書いた笹倉いずみは彼の元妻だ。

なぜ、いずみは自殺したのか?

真鍋姉妹がいる。雅春の母の姉の2人の娘、母と母の姉は血が繋がってない。

2人は漫画家、姉、綾実、妹、詩織。漫画家の視線でみたことは?

角替監督と奥さん、女優の清水桂子。彼は二度目の映画化の時の監督であった。

一度目は白井一義 女優の玉置礼子を事故で亡くす。

二度目のプロデューサー、進藤洋介。

島崎四郎、妻、和歌子、文庫化した担当編集者。

映画評論家と武井京太郎と彼の彼氏、Q。

彼らは何を記憶し、何を語るのか?

原作者、飯合梓とは? なぜこの話を書いたのか? そしてなぜ呪われた話になったのか?

細部をつなぐと全体が見えてくるのか?

細部が帰って混乱と混迷を招くのか?

とても面白い。

次第にわからなかった謎が解けてくる。

映画に隠された秘密? 原作の中の秘密?

とても面白い。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

あじあん

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