保坂和志、「この人の閾」
この人の本、凄いです。
相変わらず、普通の人の普通の生活。
劇的な事は何も起こらず、普通の人が登場して、猫がでてきて、
時間が自然に流れて行きます。
そういう事を人も景色も時間の流れも見事の書ききっています。
何も特別な事がないはずなのに、読んでいて飽きないのです。
読み終わると何だかいい気持です。
莫邦富、「中国全省を読む地図」
あの広大な中国の総ての省が網羅されています。
行った所もあれば、まだ行っていない所もたくさんあります。
それぞれの現在状況や過去の歴史、お互いの関係などを
簡潔にまとめています。
私のように中国旅行好きには大変参考になる本です。
これで又少し知識を新たにして中国巡りを続けていきたいと思います。
毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。