早朝の電車。
さて、この日は、九度山駅朝6時50分。
平日の電車、満員ではないけど、けっこう人がいる。通勤通学の時間帯が始まってる。
2人分の席をとって座ってる学生が多い。マナー悪いなあ。ちょっと気になるけど、わしが座れんかったときのために席をとってくれてるんやと思うことにしてる。
えらく早い。京都まで篆刻の勉強に行く時と同じ電車だ。しかも朝飯抜きだ。
橋本駅で急行に乗り換え。北野田駅で各停に乗り換え。三国ヶ丘駅で降りる。
朝一番の診察予約、その前に血液検査、飯食ったらあかんのだ。今までは、1週間前にCTやらエコーやらいろいろ検査を受けてくら診察に望んでいた。今回はいきなりだ。
胃癌ということで2/3の切除手術を受けてから3年半経つ、その経過確認なのだ。
大阪堺市にある労災病院へ行く。
いつもは百舌鳥八幡駅で降りて、25分くらい歩くんやけど、今回は時間に余裕が少ないんで三国ヶ丘駅からバスに乗る。
乗り換え時間は3分。
大丈夫かいな? 電車をおりたら階段を上がって改札を出る。階段を下って駅前のバス停に並ぶ。しかも一番忙しい時間帯だ。階段も混んでる。急いで行かなくては。
ギリギリ間に合った。ほぼ満員。
病院に行く人だけではない。仕事や用たし、いろいろみたい。
病院が新しくなった。
わしが入院してるときは古い建物だった。退院後、検査で来院してるあいだに新しくなってしまったんやけど、綺麗になったんはええんやけど、診察やら検査やら受付やらいろんな場所があたりまえやけど変わってしまてるし、手続きの仕組みも電子化がすすんで初めてやと戸惑うことが多い。
けど、おおむね便利になってると言える。回転も早いんではないか。
検査も診察もあんまり待たんで順番がくる。
さて、診察。
と、思ったら、飛び入り? わからん。
名前が呼ばれて中に入る。
さっきの検査結果がもう来てる? えらい早いなあ。
血液マーカ的には何も異常がない。
「調子はどうですか」
「まあ、ぼちぼちです。」、「劇的に改善というのはないですが、悪くもなってない」
「体重はどうですか」
「ちょっと減ってきてますね」
「ちょっと気になるけど、マーカ類は問題ないし、様子みましょうか」。
異常なしではあるけど気になることもある。
わしが今気になってるのはこういう事だ。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、油脂分の多いモノを食った時、などなど、後で、消化不良で胃がめちゃ重苦しくなる。ひどい時は、いわゆるダンピング症候と言うやつがやってくる。食後2時間くらいしてからやってきて、1時間ほど続くというやつだ。
問題は、これを事前にキャッチしてコントロールできへんということだ。
胃がちゃんとある時は、食べ過ぎ、飲み過ぎには、ちゃんと胃から信号がくる。それで、セーブしたら間に合っていた。
今は、絶好調で飲み食いしてても、後でこれがやってくる時がしばしばだ。
事前に何の信号も兆しもないのがやっかいだ。
突然やってくる。
そやから、自分で飲み食いしてる量をよく見て、意識して、調子がよくても一定量に達したと思ったら控えるということが大事になる。
これって、言うは易し、行うは難しだ。
それでも、目安を身につけへんと、しんどくてかなわん。
頑張ろう。
時が過ぎて、小さくなって胃もがんばって元の機能をおぎなえるようになっていくのを根気良く待たんとしょうがない。
悪くはなってない。ちょっとずつましになってる。
頑張ろう。