川上弘美、「古道具 中野商店」
古道具屋はただの話の舞台であって、古道具にまつわる話が中心というわけではありません。
この人、日常を描くのがすごくうまいですね。
どこにでもありそうな暮らしが実にうまく描かれています。
そして、男と女もある。
セックスの描写、こういうの初めてです。
官能的とか耽美的とかそんなんではなくて、エロスとかいやらいいとか
そんなんでもなくて、ごく普通のことのように描いているのですが、
ごく普通のような描写が実にセクシャルです。
いつか試してみようと思います。
SEIBIDO MOOK、「図解世界史」
中国やアジアの旅をしていて、世界遺産や史跡を訪れる事がよくあります。
その時、歴史的な由来が分からなかったり、昔習ったはずなのにすっかり
「全部還給老師（全部先生に返した＝全部忘れてしまったという意味）」
だったりします。
又、水滸伝なんかを読んでいても時代的な繋がりがわからなくなったりします。
それで歴史とその時の地理関係がわかるようにこの本を買いました。
図解が分かりやすいので老眼の私のも楽に読めます。
再勉強ですね。
毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。