最近読んだ本、「ガーナに消えた男」、「北京の秋」。

  • 2023年1月26日
  • 17人

「ガーナに消えた男」。

クワイ・クァーティ著。

 
あじあん

ガーナの首都はアクラ。

全然知らない土地。とても興味がある。アフリカの黄金海岸。

知らんけど、大都会なんやろね。それに格差社会。どこでもそうだ。

サカワ・ボーイと呼ばれる若者たちがいる。

どうやら、インターネットを利用して詐欺を働いているらしい。いわゆるロマンス詐欺だ。言葉巧みに、恋人や愛人になったかのように振る舞い、金を振り込ませる。

被害者は欧米人が多いみたい。

やり口はとても巧妙だ。IT技術を駆使してる。若い男が画面上では美女に変身、声も変える、そんなアプリが活躍してる?

食い詰めた貧乏な若者が突然、高級車を乗り回す暮らしに。

彼らに力を与える呪術師がいるみたい。

生贄の鶏を2羽と他には何が?

彼らを操るものは誰か?

ゴードン・ティルソンは妻を癌で亡くした。寂しい暮らしだ。ある日、ファイスブックでガーナ人のヘレナ・バルフォアと知り合う。とても美人だ。好みのタイプ。

ビデオアプリでも話をするようになった。そして、彼女の娘が事故に遭った。緊急手術が必要。金が要る。

典型的だ。

しかし、ゴードン氏は気が付かない。お金を振り込んだ。

しかし、友人のキャスはおかしいと言う。息子のデレクもおかしいと思う。

ゴードン氏はアクラに行ってみようと思う。彼女に会って真相を確かめるのだ。幸いガーナにはかって住んでたことがある。

そして、事件は起こった。

エマ・ジャンはガーナ警視庁犯罪捜査局の経済犯罪課に勤めていた。彼女は殺人課に移りたい。

しかし、アンドー総監の居家が要る? そして、何が起きた?

とうとう彼女は、私立探偵 イェモ・ソワーの事務所で働くことに。

ゴードン氏の行方を追う事に?

アフリカのガーナの大都会の闇を探る。

最新ITを使いこなす世界と精霊と呪術の世界が交錯する。

著名人のスキャンダルを追うサナ・サナの運命は。

ゴードン氏は生きているのか?

ゴッドファーザーとは?

自閉症センターでは?

わしの見知らぬ街が、生き生きと立ち上がってくる。行ってみたいなあ。

スピード感ある話の展開でとても面白い。

 

 

 
あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星3つ半。

「北京の秋」。

ボリス・ヴィアン著

 
あじあん

この本に北京は一度も出てこない。

1947年初版の本とはとても思えない。

とても新しい感覚に思える。とてもシュール。とても難しい。

まるで、阿部公房の本を読んでるみたい。

あるいは倉橋由美子か。

あるいは、カフカ、ルイス・キャロル?

初めはバスに乗る男。アマディス。いつまでたっても辿り着かない。

バスに嫌われた? 放り出された?

いつの間にか、仕事で砂漠に行く話に。何かを造りに行くのか?

何かを壊しにいくのか?

すでにある施設は何のためにあるのか? 壊されるため?

アンジェルはロシェルをひたむきに愛してる。しかし、答えてもらえない。

ロシェルとアンヌはデキている。露骨な愛欲の世界。

しかし?

なんだか、難しくてようわからんけど、何となく惹かれる世界でもある。

面白い。

 

 

 
あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星3つ半。

あじあんじゃんくしょん
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