正月早々、誰も興味ない話を一つ。
最近、木を切り刻む日が多い。
お向かいの家の解体で材木をもらったんで、薪ストーブの燃料として切り刻んでいるのだ。
毎日のように板をさわってると、なんとなく板切れを使ったモノを作ってみたくなる。
作れるような気がしてくる。
そこで、篆刻台なんぞを作ってみようかと思った。
普通の篆刻台。
最初はごくオーソドックスな木の篆刻台をつかっていた。
こんなやつだ。三角の溝に石を差し込んで固定する。
普通やけど、彫る時に台が回った方が良いように思う。
彫る方向を自由に変えられたら楽ではないか。
上手な人は、台なんか使わないで、手に持ってシャカシャカ彫ってはる。
下手な人は、道具に凝る。道具のせいにする。
回転式の篆刻台。
てなことで、今は回転式の台を使ってる。
中国で買ったやつだ。真鍮製の重いやつだ。重さには意味がある。台が回転するようになってるんでとてもやりやすい。
回転させながら彫る時は重い方が安定して良いような気がする。
中にはベアリングが入っていて、重い金属でもスムーズに回るのだ。
しかし、ちょっと手前に傾けて彫りたいなあ。
石を挟む機構が単純なんで、いくら締め付けても彫ってるうちに緩んでくる。
自分で作ってみるか。
最初は、使用中の真鍮のやつの機構部分を外して活用しようと思った。
しかし、うまく外れない。
ネジの規格も中国では違うみたいな気がする。
使えない。
ならば全部作ってみよう。
回転台パーツが市販されてた。
ググってみたら。こんなやつが市販されてた。
回転台/回転テーブル DIY用 4インチ 1400円
これを使ったらDIYできるではない。
早速Amazonで買ってみた。
2重の円盤状の枠がベアリングでスムーズに回転するようになってる。
外のやつを上の板に、中のやつを下の板にねじ止めするだけだ。
とても簡単。
DIYで回転台を作る。
板を切って、上の台をつける。
下の台はこのままでは着けられないんで、事前にあけた上の板の穴からねじ止めする。
回転するんで穴は4箇所もいらない。1個でいいけど2個開けた。
上下くっつけたら、こんな具合。
上下の板ががスムーズに回転する。
しめしめ。
篆刻台を作る。
これで、石を固定する機構部を作る。締め付けのネジはシングルだと、グラつきやすいんでダブルにする。
全体に角度がつくように下の台に板を噛ませる。
厚い板を使ってるのは、重さがあったほうが、使い易そうだから。
これで出来た。
なんとなくできてしまった。
思い切り、ええ加減な細工やけど、希望通り動いたらええとしよう。
・ぐるぐる回る。
・台を手前に傾けて作業できる。
・石をしっかり固定できる。
ちゃんと狙い通りではないか。
道具ができたら、彫るのが上手になるわけではない。
そっちはもっと勉強しなくては。
今年こそ。