九州の秘境温泉プラス、湯平、杖立、由布院、黒川温泉を歩く旅が続く。
パノラマ特急「由布院の森」号が待っている。
地ビールを飲んで、ほろ酔う暇もなく駅に着いた。
由布院駅の駅舎はえらくモダンな建物で、それに見合ったイベントをやってるみたい。この時もどなたか現代的なアートの展示会をやってはった。入場無料やったんで見させていただいてるうちに列車が到着した。
発車までにはまだ少々時間がある。
皆さん記念撮影に忙しい。
わしらも忙しい。
中は全席指定席。焦らんでも座れる。
予め最後部の左窓側席を予約しておいた。もちろん最前部の予約を目指したけど、出来るだけ早くネットを開いたはずやのに、もうすでに予約済みであった。残念。
最後部のあたりはガラガラ。
ネットでどなたかの乗車記を読ませて頂いた中には、最前部がダメなら、次は後ろって書いてあったし、日田までの間の見どころは左側に集中してるってあったんで、参考にさせていただいたのだ。
左の席は、後部に向かって歩いたら右側にある。当たり前だ。
後部パノラマ席は見晴らしが良い。
確かに、前方が大きく開けて、見晴らしが良さげではある。
しかし、なんだか仕切りが多いんで、実際の見晴らしは期待したほどではない。
それでも、ゆったりした席で窓が大きいのがとても気持ちが良い。
列車は早い。特急は早い。どんどん景色が流れて行く。
景色がどんどん後ろに流れて行く。
これはちょっと違和感があるなあ。
向かってくる景色は、だんだん見たいものが近づいてはっきりしてくるんで安心感があるけど、見えてるものが瞬時に消えていくのは、なんだか落ち着かへん。
そういえば、こないだ、高齢者の運転免許書更新講習で、動体視力測られたときに、かなり落ちてたなあ。
豊後森駅通過。
最初の見どころは「豊後 森駅」らしい。
もしかしたら、この辺か？
一瞬、蒸気機関車が見えた。なんだか、鉄道記念館みたいなとこなんかな？
確かめる暇もない。
ちらっと見えたホームに鳥居がドンとある。
なんじゃこれは！ わけわからん。
車内放送でいろいろ説明が流れて、それは、目の前にいる女性の乗務員が喋ってはるんやけど、写真とったりgopro操作したりと忙しくて、ちゃんと聞いてる余裕がなかった。
景色は飛ぶ様に過ぎて行く。
緑豊かな田園風景が飛んでいく。
そういえば、この列車は、予約しておけばお昼のお弁当も買えるそうなのだ。
わしらは日田駅前で美味しいモンを食うつもりなんで必要ない。でもちょっと気になるなあ。
どんなんやったんやろ。
慈恩の滝通過。
次は何？
車内放送はあったけど、もう忘れたし、写真にもちゃんと写ってない。
最後は「慈恩の滝」やった。
車内放送が盛り上がってきた。
大分前から、もうすぐ滝が見えるって、盛んに言ってる。
近づいて来たって言ってる。
いろいろ由来も言ってる。
なにやら観光名所らしい。車窓から見えると国道の側にある。
道路脇には駐車場があるみたいで、車から降りた人たちが、滝を眺めている。
列車も徐行運転してるみたい。盛り上がってる。
しかし、さすがに、車窓からはかなり遠い。近くでみれば大迫力なんやろけど、スルッととおりすぎた。
日田駅に着いた。
日田駅に着いた。
それから10分ほどでもう日田駅に着いてしまった。
短い旅であったが、楽しかった。
温泉だけじゃだめなんか！！
とても居心地の良い列車だった。全線これに乗って旅したら、弁当も食いながら、旅したらとてもええやろなあって思う。
では、わしらは昼飯を食おう。
プノンペンラーメンだって。
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日田までの列車の旅をユーチューブ動画にしてみました。良かったらご覧下さい。
- 日田駅の地図。
