後期高齢者の日々。
わしは、すでに後期高齢者の仲間入りをしてる。
突然、医療費がえらい安くなってびっくりしてたのも束の間、あっという間に元に戻ってしまった。
わずかな違いで、2割負担組に。
それは、それとして、この歳になると、いろんな検診の機会が減っているんではないか。
現役の頃は、人間ドックみたいなのを定期的に受けてた。
今は、役所からくる高齢者向けの健康診断だけだ。最低限のがん検診と血液検査、内科問診ていど。
これはこれで大事なことやけど、目や耳、歯などの検査は長いことやったことないなあ。
検査の機会が全くなくなってる。かと言って、高額な人間ドックをあえて受ける気もせえへん。
大丈夫かな?
自覚症状がないうちはまあええとするのか?
歳取ったらもう、検査してもどうしょうもないか?
気にはなるけどほったらかし。
歯の治療。
自覚症状と言えば、歯が痛くなった。
これはもう直ぐに治療に行かんと辛抱たまらん。田舎に来ても、ちと心配で都会の歯医者さんに行ってたけど、近くで良いところを見つけた。安心して治してもらえる。
最初は被せた歯が痛んでとても焦った。これって抜かんとあかんの?
いやいや、被せをとって治療するだけ。普通に治る。よかったよかった。
そんなある日、役所から案内が届いた。
歯科健康診断。
歯の検査を無料でやってあげようというのだ。
そんなん長いことやったことない。初めてかもしれん。
後期高齢者対応の一環らしい。
問診、口腔内診査、口腔機能検査をやってくれる。
わしは、昔から歯には自信がない。検査してもボロボロの結果が出て落ち込むだけとちゃうやろか?
でもまあええ機会だ。悪い結果が出たら、メンテナンスすればいい。
てなことで、受けてみた。
結果は良好ということだ。
24本残ってる。まあまあということか。歯周病や歯槽膿漏の問題もなさそう。
思ってたよりかなり嬉しい結果だ。
電動歯ブラシはこれだ。
やっぱり、電動歯ブラシで磨いてるのがよかったんかなあって思う。
普段は、食事毎に終わった後、電動歯ブラシでゴシゴシやることにしてる。
その前に歯間ブラシで食べかすをこそいでおく。
これが、ある時期から習慣になってるんで、功を奏したんかもしれん。
手で磨くのはとっても下手で苦手やったけど、電気仕掛けやととても楽ちん。あっちむき、こっち向き、右も左も、上も下も、どこでも磨ける。
これはええわって愛用してる。
使ってる電動歯ブラシはこんなやつだ。
ごく普通の乾電池式電動歯ブラシである。
ちょっとした違いがあるらしい。動かしてると根っこが光るのだ。
ここがソーラーパネルになっているらしい。これと内臓のTiO2半導体の力でマイナス電子が放出されて歯垢を除去し、表面をコーティングするとある。
歯ブラシの部分は振動式だ。強いのと弱いのと2種類ある。これで歯の裏も歯茎の付け根もゴリゴリとやると確かに「やった感」はある。
これがええのか、習慣的に歯磨きするのがええのか、どっちがより効果があるのかはわからんけど、継続は力なりで、知らず知らずにええ結果になったんとちゃうやろか?
結論。
わしがやってもツルツルピカピカになってるかどうはわからんけど、爺さんの歯はとかく見苦しいもんやけど、電動歯ブラシで食後、寝る前の歯磨きを続けてる限り、悪いことにはならんと思う。
歯間ブラシも怠ってはいかん。
他人さんから嫌われる加齢臭の防止にも少しは役立ってるかもしれん。
これからも忘れんようにがんばろう。