近描いた墨絵作品のご紹介。「蓮爺さん」。
まだまだ暑いですなあ。
あんまり、根を詰めてなんかをやる気がしいへん。
そういう毎日だ。
しかし、これに慣れてしもたらあかんのや。
てなことで、元気をだして、また、夏の絵を描いてみる。
なんか蓮の絵を描いてみたいなあと思った。
ついでになんかそんな感じの漢詩がないかどうか調べてみる。
手持ちの本では、なかなか気に入ったのが見つからへん。
どんなん描こう?
あんまり昔の名人の絵を真似してもおもろない。
縦長がええか? 横長がええか?
スケッチブックにいろいろ下書きしてなやんでみる。
夏やから芭蕉の木なんかも入れたいなあ。
やっぱり気分的には横長にしてみよう。
それで、墨をあたらしいやつに変えてみよう。
奈良の墨運堂に見学に行った時に、買ったやつだ。濃い色がでる青墨が欲しいって言うたらだしてくれたやつ。最近は、あんまり墨色の違いがわからへんようになってるんで違うやつを試してみる。
今回は、山馬筆という馬の尻尾の毛をつかったというらしい筆をつかってみる。
これで描くと独特の硬い質感で出るようだ。固くてしなるんで扱いは難しいけど、面白い感じが出るんで時々使ってる。
蓮やら木やらいろいろ描いたら、爺さんとか猫とか蛙とかを入れてみる。
まあ、見てもわからんし、
だから何やという話でもある。
硯はいつものように最近お気に入りの雄勝の硯。
筆は、山馬をメインに。
水差しはは有田焼のやつ。
水入れは、中国で買った、鈞窯のやつ。
それぞれ、特に意味はない。惰性で並べてる。
墨色は今までとだいぶ違う。それが気になるけど、悪くはないけど、どこがどうちがうかは判然としない。
まあええか。
色々描いてるうちにわかってくるかもしれん。
できた。
まあ、こんなやつ。
まあ、ぼちぼち描き続けていこう。
どうなることやら。
ついでに、最近の篆刻作品。
2.5cm角のやつ。
庭のパセリの美味しいとこをせっせと食ってたやつ。
そのうちに、モンシロチョウになって飛んでいった。
元気でな。