最近読んだ本、「僕が死んだあの森」、「死神の棋譜」。

  • 2021年9月30日
  • 1人

ピエール・ルメードル、「僕が死んだあの森」。

ちょっと異色のミステリー。
一番先に犯罪がある。
アントワーヌ・クルタンは12歳の少年だ。
あまり仲間と一緒に遊ばない。一人で森の中にいることが多い。
そこには得意の隠れ家がある。
レミ・デスメットは彼に夢中だ。彼が作ったツリーハウスにいつもやってくる。
そしてある日、事故が起こった。
レミが死んだ。
なぜ? どうしよう?
僕はどうなる? 頭の中がパニックに。
とりあえず、なかったことにしたい。死体をどこか見つからないところに隠そう。
森の中の木の洞の中に放り込む。
ここは誰も知らないところだ。ところが腕時計を落とした。どこに?
レミの父は町の有力者だ。警察に圧力をかける
大掛かりな捜査がはじまる。しかし見つからない。
嵐の3日間。
そして月日が経った。
アントワーヌは前途有望な青年だ。
ヴァランティーヌに恋をしてる?レミの姉だ。
しかし、エミリー・ムショットに手をだした。逃げられない。結局結婚。
腹の子は誰の子?
アントワーヌは罠にかかった?
これからどうなる?
ところであの事件はなかったことになってしまったのか?
本当に誰も見てなかったのか?
本当に誰も気がついてないのか?
そして事件が起こる? アントワーヌはどうなる。
彼の母は? 歪が徐々に現実的になって来たのか?
とても面白い。

奥泉光、「死神の棋譜」。

将棋ミステリーというのに惹かれて読んでしまったけど、ちょっと
チャラい系なんかなあ。
将棋の世界。奨励会でプロを狙って凌ぎをけずる人たち。
そしてプロになれずに敗退するもの。
厳しい世界だ。
ある夜に、夏尾が矢文を拾った。詰将棋の図式が書かれている。黒い矢柄に赤い羽根。
いかにも怪しい。しかも彼はそのまま行方不明。
北沢はとても気になる。
先輩の天谷と十河も関係しているのか?
そして、魔道将棋なるものが登場。棋道会? 金剛龍神教?
なんと怪しい。
舞台は北海道へ。そこに邪教の神殿があったらしい。
それは鉱山の廃坑であったのか?
夏尾の死体がそこで発見された。
誰が? 何故?
目的は?
事件が次々に。 彼女も怪しいのか?
事態に思わぬ展開が?
わりと面白い。

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ありがとうございました。