妄想居酒屋、「小料理店○○○」の想い出。004−タバコを吸ってた頃の話。

タバコを吸ってた頃の話。

今ではタバコを吸うことは全く無い。一応やめたのは40年以上前のはなし。
その後は、時々、酒を飲んでる時とか、喫茶店に入って暇になった時とかに
吸っていた。元々、1日40本も50本も吸うヘビースモーカーで、時にはパイプタバコを
吸ったりもしてたんやけど、やめるのはものすごく大変やったんやけど、やめて
しまったら、こんな風にたまに吸っても元に戻ることはないと安心してた。
しかし、昨年わしの胃癌が発覚して手術を受けたと同じ頃に学生時代の友人に肺癌が
発覚して、同じく初期だったんで無事手術完了、転移も再発も大丈夫というんで
とてもよかったんやけど、その原因がほぼ喫煙だと思われた。
たまに吸うのは問題なしって決めつけてたけど、やっぱり根拠のない妄想やったんかもしれん。
まだ少々命は惜しいと、いうことで酒を飲む席でも吸うことはなくなった。
さて、小料理屋の話。
頻繁には行かれへんけど、月1以上は行ってたやろ。
行ったら、すぐにタバコを吸う。
酒飲むときだけやから全然問題ない。そう思ってた。
なんせ、女将がバカバカ吸いはる。お客もバカバカ。そういう時代だ。
今なら禁煙酒場の方が多いかもしれん。
女将が変わったタバコを吸ってた。聞いたら、「AMERICAN SPIRIT」というやつらしい。
「有機栽培で無添加やから体にええんやで」とうそぶいてはる。
1本もらう。確かに、いい感じ、体に良さそう。
なんて事はない。煙になったらそんなんわからへん。
しかし、葉っぱが均一にしっかりと巻かれてて、密度が濃そう。風味がとても良い。
それ以来わしも「AMERICAN SPIRIT」というやつを買って吸うことにした。
なんせ、健康にええはずなのだ。
他人にもそうやって自慢する。なんせ有機栽培、無農薬だ。
しかし、健康被害の警告表示は無くならない。
いちびりのわしがよく持って歩いてたんは、インドに行った時に買ってきたビディという妖しいタバコ。
天然のタバコの葉を乾燥させて適当に切ってくるっと巻いただけのモノだ。
数ミリほどの太さでフィルターなんかはもちろん無い。
火をつけたら若干イガらい感じがして、強烈な香りが漂う。

吸ってる人にはちょっとした小ぶりの葉巻を吸ってる気分でカッコええやろってドヤ顔なんやけど
周りの人達からは、臭い臭いとブーイングが頻発する。
インドでは、街角で普通のタバコ売ではなく、もっとお金がない人たちようの立ちん坊が
売ってはるやつだ。とても安い。
顰蹙を浴びつつ、これを吸う。
このタバコ。天然モノやで、添加物も何もあらへんとうそぶく。
飲み屋でタバコ談義? あんまり盛り上がらへん。
酒は、「東洋美人」の純米吟醸。それにまだ手を加えたやつ。忘れたけど。
この店の常連さん? 主? 旦那? 知らんけど。
その方の特別のお勧め銘柄だ。
たしかにとても、ふくよかでスッキリしてる。甘くなくキレがいい。
フキノトウとかタラノメなどなど、美味しい春野菜の天ぷら。
お酒にとても合う。
悔しいけど良いお酒を知ってはる。

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