「あじあんじゃんくしょんミャンマー水墨紀行」を自費出版をしました。ー02。

  • 2018年6月28日
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では、昨日の続きをぼちぼちと書いていきます。
InDesignの使い方をマスターするためにリファレンス本やハウトゥを買って読んだ。
ネットでチュートリアルも見た。何となくわかったような気になってやり始めたら、
事はそう簡単には運ばへん。なんかやる度にひっかかる。段組みはどうなる?
見出しはどうする? 目次との関連付けは? 目次は自動でつくれるんか?
ページの入れ方は? マスターページって何なん? 画像の貼り付けは?
回り込みって? その度に本を見たり、ネットで調べたり。えらいもんで今はググったら
大抵のもんはわかるようになっているのが素晴らしい。それにしてもバグらしきもんも
結構あってやってみんとわからんことも多い。
画像はどうやと言うと、家庭用スキャナーで簡単にでええんかどうか心配ではある?
やっぱり.jpgではなくて.TIFFデータにして、更にCMYKに変換しておく必要が
あるようだ。印刷用データやから当然やし、墨絵やから鮮やかなカラー分解能は
必要ないけど微妙な墨の濃淡や墨色の味わいがきちんと出て欲しい。画面で見られても
印刷の時に出えへんかったら何にもならん。
てなことで段々と形になってきた。それにしてもInDesignってようできたソフトだ。
わしのような編集の素人にでもなんとなく希望通りの形になるようになってる。
業界の唯一無二みたいになってるんはようわかる。しかし、とりあえずの形になってもまだまだ
絵が物語するには程遠い。絵が全然足りんではないか。もちろん最初からそのつもりだ。
こんどは文に合わせて絵を描く。絵に合わせて文を治す。
段々と楽しくなってきた。
ここらが自分でやる醍醐味やねと思う。
なんとなくええ感じにできてきた。もうちょっとかもしれん。そろそろプリントアウト
して、間違いを治そう。こういうのを校正って言うんやろか?
ワープロ段階でいろいろチェックする機能はあったんやけど、けったいな自己流
関西弁を多用してるんで漢字や送り仮名のチェックが殆どできへん。画面上では
大分見たつもりやけど、プリントアウトしてじっくり見たら間違いが一杯ある。
表現がおかしいとこも沢山見つかった。ここは丁寧に何度もやろう。
そのうちプリンターのインクがなくなって来た。水墨の白黒のはずが墨には微妙な
色がついてるんで中間色のある種のインクだけが特別消耗するようだ。どんどん
減っていく。バランス悪いなあって思う。
因みに、大きさはB5サイズでやっている。スケッチ画はA4横置きサイズで描いてるんで、
できるだけ原寸で載せたい。そうなるとB5見開きの貼り付けて、文をつけると
ちょうどええんではないやろか。
そんな感じだ。
てなことでわしの段階は大体終わった。
後は印刷製本だ。
ツテもコネもないんでひたすらネットで調べる。いろいろあるけどどこも高い。
今回は、定価2000円にしょうと最初から決めた。殆ど根拠はないけど、それで
100部印刷製本しようと考えた。最初から赤字になるのはやむをえんけど、回収
できるほどの値段をいただくわけにはいかんからだ。
1000部ほど作って全部売るというような計画やったら利益をあげる方法はあるんやろ
けどそんなん考えられへんし、基本はわしのわがままを興味ある人におしつけるだけの
話やからそんなぐらいが適当と思ったのだ。
メールなどで見積もり価格がなんとなく妥協できそうなとこに細かい話を聞きに行く。
本文、見返し、表紙などに使う紙の種類と厚さを選ばんとあかん。
本のページ数は8の倍数を単位として数えるのだそうだ。
専門分野の話は面白いけど難しい。
見積もりに一番大きく効くのは印刷方法だ。
オフセット印刷とオンデマンド印刷がある。オフセットは文字通り版を作って
印刷する。初期費用は高いけど部数が多いと単価は安くなる。
オンデマンド印刷は業務用プリンターを使って印字するようだ。初期費用は押さえ
られるけど、部数が増えても割安にはならない。
もう一つの問題は表紙の体裁だ。いろいろ本を見てたら、表紙はちょっと厚めの
紙を折り返したやつがなんとかくカッコええと思った。一枚モンではどうしても
貧相な感じがする。これは妥協したくないなあって思う。
表紙を1枚モンにするとオフセット印刷で200部くらいをそこそこの値段できそうな
とこを見つけた。表紙を折り返しモンにするとオンデマンド100部しかない。
迷ったけどやっぱり体裁を取る。オンデマンドにしよう。
印刷品位が気になったけど、色刷りのビカビカの絵を入れるわけではないんで
なんとかいけるやろと判断。
これで決定。では印刷製本にかかろう。
と、その前にまだやることがある。
図書コード(ISBNコード)を取得するつもりなのだ。

では、この話はまた続きで。

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ありがとうございました。