九度山暮らしのある日、薪ストーブが改良された。

もうすっかり暖かくなってしまって、今年の冬は特別寒いわなんて言うてても、
そんなことすっかりわすれてしまった感がある。てなことで、そろそろ薪ストーブも
手入れをして次のシーズンまで待機ということになる。九度山暮らしで二度目の冬も
薪ストーブで快適であった。そのストーブやけど、前にもブログに書いたけど
なかなかの優れものやと思う。とても燃えやすくて、燃焼効率がええんで薪の量が
普通より少なくすんでるんとちゃうやろか? 普通を使い比べたことがないで
ようわからんけど、そんな気がする。
というのはこれはロケットストーブの原理をつかっている珍しい構造のストーブ
なのだ。屋外のキャンプなんかで自作のロケットストーブを使ってる人はいてるけど、
実際の屋内用のストーブで市販用として作られた例は殆どないと思う。
原理はこんなものだ。

これはわしが購入した「コロケット」という薪ストーブの実際の構造で、製造販売
してる会社のホームページにある資料だ。
見てわかるようにヒートライザーをうまくつかって、燃焼室の熱を非常に効率よく
放熱筒に伝えることができるようになっている。
すぐれものの発明だ。
このために排気時の高温のドラフトの力で燃焼室の排気をしなくていいので、
排気温度はそれほど高くないため、2重煙突が必要ないのだ。
この画期的な構造をみていっぺんに気に入ったんで、即、購入を決めたほどだ。
実に良く燃える。雨に濡れて生乾きの木でもバンバン燃える。コンパネの端材でも
なんでもOKだ。
わしの場合は調子にのって紙をガンガン燃やしていた。燃えるのが早すぎておっつけへん
けど家のゴミがどんどん無くなるんで気持ちがよくて焼却炉代わりに使ってたら
さすがに紙のゴミは煤が出やすいんで結構煤がたまってしまって家の中も結構煤が
さまようようになってきた。これはいかんと今はあんまり紙をメインにはしない
ようにしてる。
ところで、この冬が終わる頃になってしまったけど、薪を入れるメインの焚口と
中のヒートライザーの一部を入れ替えして頂いた。
こういう感じだ。

とてもカッコ良い。耐熱ガラスが大きくなったんで中がよく見える。やっぱり
薪ストーブは火を見るのも楽しみのひとつなのだ。
ちなみに前のはこんな感じやった。

かっこ良くなった。
で、中もヒートライザーの構造が変わったんで結果的に燃焼室が大きくなって、
前よりさらに燃えやすくなった。

火付もいいし、燃焼効率も良い。なんでかというと灰が格段に減った。木も少なくて
済んでいるんではなかろうか。
ちなみに前のはこんなの。

違いがちょっとわかりにくい。
前も決して悪くはなかったけど今度のほうがはるかにいい。

因みにコロケット社のホームページはこれだ。

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ありがとうございました