「端倪すべからざる」って言葉がある。安易に推し量るべきではないとか、計り
知れないとか言う意味らしい。絵の道でこんなこと言われて見たいもんやけど
なかなか修行がおいつかへん。
食いもんの世界で思ってみると、美味しいとか、素晴らしいとか、そういうモノ
に出会えることは多々あるけど、それは大体、想像というか期待というかその
延長線上の上の方にあるという意味で、信じられへんということは滅多にない。
しかし、この店で最初にカレーを食ったときはまあそんな感じも無いではなかった。
しかし、その後、某氏の音頭取りでで宴会があって、その時に食べたカレーもや
けど中華料理は、まさに驚きの噴出であった。ものによっては想像線上を遥か
に超えていた。もちろんわしのささやかな味覚経験からくるものでそれが何や
と言われればそれまでやけどわしの中の中華料理の域を超えるものが沢山あった
のが忘れられへん。
まあ、いつもいつもそんなのが食えるわけもないとわかっていても、又、何か
食ってみたいということで、再訪した。あいかわらずええ感じの妖しさだ。
本日のサービスランチの一つは牛肉たっぷりカレーというやつ、牛肉たっぷりと
いう言葉にそそられる。
しかし、肉にたどり着くまえにたっぷりのスープを頂かねばならない。
量が多い。
さらにサラダを制覇しないとならない。
これまた量が多い。油断するとメインが食われへんことになる。
やっとカレーに到達。
確かに牛肉たっぷり。旨味もたっぷりだ。
なんや普通のカレーやんかという奥のほうに不思議なコクがある。たいして辛ない
やんかという後からスパイス感が追いかけてくる。
やっぱりどこか独特の味わいがある。ましてや中華料理の範疇ではないと思う。
この逸脱が楽しくて美味しい。
ご馳走さんでした。
玄関に貼ってあった、カレーチャンポンって気になるなあ。
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ありがとうございました。