よくデパートの食品売り場の特集なんかをテレビで見たりする。美味しいもん
が一杯盛り上げてあって、人が一杯集まって、熱気がむんむんして、いかにも
食いたくなるような風景が目の前に広がる。ええなあ、行ってみたいなあって
思うけど実際に行く事は少ない。○○フェアーとか△△まつりとかイベントが
たまたま行った時にあったらええけど、そんな時は用があって時間がなかった
りする。情報をしょっちゅうウオッチしてるわけではないんでそれをめがけて
行く事もない。そやからあんまり熱気むんむんには出会たことはないけど、大
阪のデパートの食品売り場は大阪のおばちゃんやおっちゃんが結構たむろして
るんでなかなか面白い。お客さん同士の会話や、店のおっちゃん、おばちゃん
との会話などなど、思わず聞き耳を立てたりして、やっぱり大阪はええわって
思う。
たまたまある日、あるデパートの食料品売り場に入った。何カ所かえら
い行列が見えた。なんやろ?って思たら、このデパートの名物売り場が閉鎖さ
れる最後の日らしい。ということはあのイカ焼き屋も終わってしまうんや。
実は有名な割には食ったことがない。もちろん他では食うけど、ここ味は知ら
ん。それでわしも列つく。
年寄りが多いけど若いカップルも居る。子どもが走り回ってるチームもいる。
面白い。
そういえば外国ではどうなんやったろかと思う。
東南アジアではあんまり並んだことがない。
中国では散々並んだ記憶がある。
例えば有名な雲呑屋さんだ。
列の後ろについてきちんと並んでても横から横からどんどん入ってきて、ちょ
っとも前に進まへん。もうちょっとや、やっと来たと思ても横からぐいっと手
が入ってくる。怒るよりもう笑うしかない。凄まじいパワーだ。
客も店の人もお互いに大声を出し合ってるんで喧嘩してるんかと思うが、そう
ではなさそうだ。唯の意思疎通らしい。食いもんを手にしたら急に穏やかにな
って、席をつめて座らしてくれたりする。
手に入る時に手に入れとかんと生き延びられへんというような強烈なDNAが伝
わってるんやろなあ。
日本人のDNAはか弱い。
それでもこんなんはこんなんでおもしろい。
さて、イカ焼きが手に入った。食って見ると中々美味しい。
熱々の粉もんにプレスされたイカと卵。ベタベタな大阪の味だ。
スポーツ新聞なんかの切れ端に包んで食べたらもっとええかもしれん。
通りすがりにちょっと小腹が減ったときに食うようなものなのだ。
一食食うと食いすぎやからちょっとだけにしたいと思うときに最適かもしれん。
横目でみてると美味しそうなイートインの店もいくつかある。
これも手軽でええなあって思ったけど一緒に閉店するらしい。
残念やなあ。
イカ焼きの店は場所を移して継続している。
それで後日また食った。
これをきっかけにデパートのイートインの店も気になるようになった。
当たり前やけど食堂街に行くよりは、美味しいものが安く気軽に食べられそうだ。
アジアによくある、ショッピングセンターや市場にあるフードコートのような
ものだ。
いろいろ試してみよう。
ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村
ありがとうございました。
関連ランキング:お好み焼き・たこ焼き(その他) | 梅田駅(阪神)、西梅田駅、大阪駅